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大阪船場のカゴ販売店「鶴商」が移転 創業70年、閉店前にセールも

社長の新井友香さん

社長の新井友香さん

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 かごと販促コーディネート専門店「鶴商」(大阪市中央区北久宝寺町3、TEL 06-6241-0018)が7月10日、店舗移転のため閉店する。

「アタ」のかごを目当てに遠方から来店も

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 同所で約70年間、営業を続けてきたという同店。社長の新井友香さんによると、木造建築の老朽化を理由に移転が決まったという。インテリア・店舗装飾用のかごや、かごバッグのほか、造花や風呂敷なども含め500点以上の商品を扱う。卸売り・小売りの両方に対応する。

 来店客はアパレル店などの業者だけでなく個人客も多く、加工用に購入するハンドメード作家や、インスタグラムを見て東京や九州など遠方から来店する顧客もいるという。新井さんは「インスタからのお客さんの7割以上は、インドネシア・バリ島の山奥から仕入れる『アタ』のかごを求めている」と話す。

 「常時これだけのかごがそろっている店は全国でもなかなかない。インドネシアなどの生産者とのつながりも強いので、お客さんごとに理想のかごを少数からでも受注生産可能。ディスプレー用に大きく目立つかごを求める業者さんもよく来店している」とも。

 閉店後は8月から新事務所に移転し、業者からの発注に対応する予定。小売販売店の再開は来年春以降を予定する。現在、閉店日までの「在庫処分セール」を開催中。店内のほとんどの商品を2割引きで提供する。

 営業時間は10時~17時(土曜は11時~15時、月2日ほど営業)。日曜・祝日定休。

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