『STORIUM』を運営する株式会社グランストーリー(代表取締役CEO:越智 敬之、所在地:東京都港区)は、2025年6月13日(金)にグラングリーン大阪・JAM BASEにて、ベンチャーキャピタル(以下VC)からの資金調達を行っていないスタートアップ21社と、シードラウンドでリード投資が可能なVC23名が参加する1on1サーキットプログラム『KANSAI SEED NEXT FORCE 2025』を開催しました。

書類選考を通過した
21社の有望スタートアップが、
23社の有力ベンチャーキャピタリストとともに、
全204件の1on1面談に挑むサーキットプログラムを展開しました。熱気あふれる当日の様子は下記の映像と写真よりご覧ください。
? <KANSAI SEED NEXT FORCE 2025>
ダイジェスト編(51秒)
https://www.youtube.com/watch?v=AsTQW7ntWe0
? <KANSAI SEED NEXT FORCE 2025>
参加者インタビュー編(4分11秒)
https://www.youtube.com/watch?v=5BpsgqhYCp4
<KANSAI SEED NEXT FORCE 2025>
開催時の様子

近年、日本のスタートアップエコシステムは着実な成長を遂げているものの、地域間における情報格差や資金調達機会の不均衡といった構造的な課題は依然として根強く残っています。
なかでも関西圏には、優れた技術力や独自性の高いビジネスアイデアを有するスタートアップが数多く存在しているにもかかわらず、首都圏と比較すると投資家との接点が限られ、その潜在力が十分に資本に転換されていないのが現状です。
本イベントは、こうした地域特有のネットワークの非対称性を是正し、スタートアップと投資家の双方にとって最適な1on1面談の機会を創出することを目的に企画されました。従来のピッチイベントでは実現が難しかった「相性」に基づく事前マッチングに加え、ピッチ資料や企業情報の事前共有を通じて、単なる名刺交換にとどまらない実効性の高い出会いを設計。ビジネスが確実に前進する、成果につながる対話と議論の場を、起業家・投資家の双方に提供することを目指しました。
??プログラム詳細ページ:https://open.storium.jp/event/7522
・開催日時:2025年6月13日(金)12時00分 ~ 20時30分
・開催会場:グラングリーン大阪 JAM BASE(交流会:Blooming Camp)
・スタートアップ 選考エントリー要件:
・革新的なアイデア・技術を基に指数関数的な成長を目指していること
・VC出資が未済かつプログラム参加の時点でリードVCが未確定であること
・参加者ならびに関係者・既存株主等に反社会的勢力がいないこと
・プログラム開催日に代表者(CEO)が現地参加できること
・主催・共催・協力団体:
主催:STORIUM / U-FINO(一般社団法人うめきた未来イノベーション機構)
協賛:阪急阪神不動産 / さくらインターネット
共催:関西イノベーションイニシアティブ / 池田泉州キャピタル / esse-sense / ジェネシア・ベンチャーズ
協力機関:J-Startup KANSAI / 大阪府 / 公益財団法人大阪産業局 / 京都知恵産業創造の森 / 兵庫県 /
神戸市 新産業創造課 / 紀陽銀行 / みなと銀行 / 京都キャピタルパートナーズ/ 南都キャピタルパートナーズ /
デジタルガレージ / ANCHOR KOBE / REACH REACH
※各投資家毎の投資ステージ・テーマ領域等は
STORIUM内のこちらのページより参照できます

本プログラムの最大の特長は、スタートアップと投資家の「相性」を考慮した事前マッチングに加え、STORIUMを活用した情報共有プロセスにあります。双方が事前に必要な資料を確認し、相互理解を深めたうえで面談に臨むことで、当日の1on1では事業紹介に多くの時間を割くことなく、出資判断に直結する本質的な議論や質疑応答に集中できる設計となっています。
<事前準備事項>
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スタートアップ:STORIUM上の自社ページにピッチ資料や事業概要を事前掲載し、投資家が事前に内容を把握できる情報環境を準備。
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STORIUM:「AIアナライズレポート」をesse-sense社と共同開発し、本プログラム参加のスタートアップ21社分を用意。(生成AIを用いて技術優位性・競合比較・市場性を分析評価。また起業家との対話データを元に創業背景やビジョン等、シード投資時に投資家が重用する情報項目を網羅)
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投資家:STORIUM上の各種資料を事前に精読し、起業家および事業への理解を深めたうえで、当日の面談に参加。
<1on1セッション(面談枠)設計>
各投資家の投資領域や判断基準、出資実績、競合出資の有無に加え、キャピタリストとの親和性、さらにはスタートアップ側の個別要望までを総合的に勘案し、
全204件・各30分の1on1面談を戦略的にコーディネートしました。

本プログラムにご参加いただいたスタートアップおよび投資家の皆さまからのアンケート結果についても、以下にご紹介いたします。


■ 株式会社BIOTECHWORKS-H2 CEO & Founder 西川 明秀さん
「ごみから水素をつくって、未来のエネルギーに変える」なんて話、最初は誰も本気にしてくれませんでした。しかしながら、今回のKANSAI SEED NEXT FORCEでは、ただ資金を求めるのではなく、「本気で社会を変えたい仲間」と出会える時間でした。 たった30分でも、想いと未来が交差すれば、ここまで熱く、深く語りあえるのか、事業の本質に切り込んでくれるのかと、VCの存在が本当にありがたく、スタートアップとして次の一歩に向けた確信を持てました。社会課題に挑むスタートアップとして、関西から世界に届くインパクトをつくっていきたいと思います!
■ SocialBridge株式会社 代表取締役CEO 宋 浩典さん
一度にベンチャーキャピタル業界でも名だたる方々にお会いできたこと、大変感謝しています。また独立系、金融機関系、とタイプごとにも複数の投資家の方々にお会いできたのは大変助かりました。出自による考え方の違い、キャピタリストさんによる違いを理解できました。キャピタリストの方々とのディスカッションから自分たちの事業の未来の可能性が広がったことが1番参加して良かったです。事業にフォーカスしていると見えない木を見て森を見る視点や、様々な形での事例を教えていただけました。自分たちの事業を成長させていく上で大変貴重な機会をいただけたことに心から感謝しております。
■株式会社Surg storage 代表取締役CEO 平尾 彰浩さん
関西 SEED NEXT FORCE 2025では、著名VCの皆様から、医療DX領域に関する鋭い視点と実践的なご意見を多数いただきました。特に医療データ事業のスケーラビリティや規制対応については、VCの方々からの指摘を受け、戦略の再確認につながりました。また、10社ものVCと一日に濃密に面談できたことで、従来1か月程度かかっていたステップが短縮され、極めて高効率かつ質の高い一日となりました。頂いたフィードバックを活かし、医療機関との連携を強化、新たなサービス創出を通じた事業展開を一層推進してまいります。
■ アニマルスピリッツ 代表パートナー 朝倉 祐介さん
昨年に続き2年連続で参加となりましたが、関西圏を始め、普段はお会いする機会の少ないスタートアップの皆さんとお会いすることができ、各地域の新たな可能性を発見する機会になりました。 起業家の皆さんにとっても、多数のVCから大量にインプットを受けることで、事業を飛躍させる手掛かりを掴む機会になったのではないかと思います。
■ Archetype Ventures Partner 北原 宏和さん
国内各地から多様な起業家が集結し、参加者誰もが事前に資料に目を通し、発射台高く、一気に本質的な議論が展開されていくハイクオリティなプログラムでした。参加スタートアップの領域は生成AI、エネルギー、資源、ヘルスケアと多岐に渡り、日本はもちろんグローバルへと意識を向けているところもあり、ポテンシャルの高さを強く感じました。本プログラムで会って終わりではなく、継続的に議論していきたいと思います。 STORIUM、U-FINO、阪急阪急不動産、KSII をはじめとする関西圏の団体・企業の皆さん、そして本プログラムでご一緒したすべての起業家の皆さん、この度は本当にありがとうございました。
■ BIG Impact株式会社 代表取締役CEO 細野 尚孝さん
KANSAI SEED NEXT FORCEには昨年に引き続き参加しました。関西のスタートアップシーンが持つ熱量と多様な可能性を力強く引き出す素晴らしいプログラムで、運営チームのSTORIUMさんには大変感謝しています。関西には世界に挑む力が多く潜んでいます。今後もぜひ継続いただき、神戸から関西、日本を盛り上げる私たちBIG Impactとの連携も深めさせていただければ幸いです。将来的には海外展開も視野に、関西からさらなる挑戦を共に生み出しましょう!
■ 一般社団法人うめきた未来イノベーション機構 マネージャー 渡邉 秀斗さん
今回のプログラムでは、STORIUM様と共同で、スタートアップとVCの双方にとって実効性の高い出会いの場を実現できたことを大変嬉しく思います。特に、関西が抱える「資金調達機会の非対称性」といった構造的な課題に対し、KANSAI SEED NEXT FORCEでのアプローチを通じて有益な機会を主催できたことは、私たちにとっても大きな成果となりました。今後も、グラングリーン大阪・JAM BASEを起点に、志ある起業家と多様な支援者が交差し、新たな挑戦が生まれる“ハブ”としての機能を強化しながら、関西発のスタートアップ・エコシステムの持続的な発展に貢献してまいります。
■ 阪急阪神不動産株式会社 吉田 碧生さん
大阪・関西の玄関口である「梅田」と、阪急・阪神沿線を中心に事業活動を行う私たちにとって、都市機能と生活基盤の両面から起業家に機会を提供することは重要なテーマの一つです。 挑戦する起業家とそれを後押しする投資家が梅田に集まり多くの出会いが生まれた、本プログラムに協賛できたことを嬉しく思います。 リスクマネー対策やネットワーク形成が課題となる中、大阪・関西の強みを活かした資金調達や成長支援の選択肢を拡げることができた意義のある機会となりました。今後もスタートアップと投資家の接点づくりをサポートして出会いと交流の促進を図り、新たな価値を生み出すまちづくりを行っていきます。
■ 関西イノベーションイニシアティブ(KSII) 事業リーダー 廣谷 大地さん
今回、多数の国内有力VCと大学発を含むスタートアップとの接点と対話が創出されたことは、共催者として、また地域エコシステムの推進団体として、喜ばしく感じています。半日にわたり繰り広げられた濃密な面談をきっかけに、社会課題を解決するスタートアップが生まれ育ち、技術等の社会実装が加速することを願ってやみません。関西エリアの大学横断ネットワークを基盤に、今回参加されたVCや関係団体との繋がりを活かしながら、スタートアップ・エコシステムの発展に貢献してまいります。
『STORIUM』は、スタートアップ、投資家、事業会社、自治体、アカデミアなど、イノベーションを担う多様なステークホルダー間に存在する情報の非対称性を解消し、価値ある出会いを創出することで、
資金調達や事業共創を加速させるイノベーション・プラットフォームです。
各組織の目的・戦略・課題に即した
最適なマッチング設計と、
専任カタリストによる個別伴走支援により、実効性の高い企業間連携を促進。また、関係構築とビジネスの前進につながる
オフライン交流の機会も提供しています。
私たちは、イノベーションの社会実装をあらゆるステークホルダーと共に推進し、コレクティブインパクトを創出する持続可能なエコシステムの構築を目指しています。
STORIUMのWebサイトはこちら
株式会社グランストーリー(英名:Grand Story Inc.)
所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル11F
代表者:代表取締役CEO 越智 敬之
設立:2019年5月8日
事業内容:新産業創造プラットフォーム『STORIUM』 ならびに関連イベントの運営企画
URL:
https://storium.jp/
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