リリース発行企業:いのち会議 事務局
いのち会議は、NPO法人クロスフィールズ(東京都品川区、代表:小沼大地、以下「クロスフィールズ」)と、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(大阪府吹田市、社会ソリューションイニシアティブ長:堂目卓生、以下「大阪大学SSI」)との共同で、大阪大学中之島センターにある「共感VRシアター」向けに「世界の暮らしを体感できる『共感VRシアター』プログラム」を開発しました。本プログラムは、「命を大切にし、一人一人が輝く社会」という大阪大学SSIが掲げるビジョンの実現に向け、来場者がテクノロジーを活用して社会課題を自分事化する機会を提供するために制作されました。大阪・関西万博の開幕と本プログラム完成にあわせ、トークイベント「社会課題の自分事化で”いのち輝く未来社会”をデザインする~共感VRシアターでの世界の暮らし体感~」を5月15日(木)18時30分から、大阪大学中之島センター5階「いのち共感ひろば」にて開催します。
共同開発の主体の3者
「いのち共感ひろば」「感じる場」の「共感VRシアター」
いのち会議と大阪大学SSIは、2023年にリニューアルオープンした中之島センターの5階フロアに「いのち共感ひろば」と名付け、SDGs(持続可能な開発目標)の達成や、万博テーマにある「いのち輝く未来社会」の実現、そして大阪大学SSIの「命を大切にし、一人一人が輝く社会」の実現を目的として、各種の取組やイベントを行っています。「いのち共感ひろば」には、この目的達成のために必要不可欠と考えられる「あらゆるいのちへの共感」をコンセプトとして、「感じる場」という空間をつくりました。「感じる場」では、360度の動画を正面・側面・床面に映写し、多くの人々が同時に映像に没入できるVRシアターを設置し、実際に訪れることが容易ではない、さまざまな場所を、大阪中之島に居ながらにして感じることができます。幅広い年齢層が、さまざまな国や地域、場所を体感できます。
大阪大学SSI長である堂目卓生総長補佐(万博・SDGs担当)は、アダム・スミスの研究者です。ひろばは、アダム・スミスが著書『道徳感情論』で描いた人間の「共感」能力を現代の技術で拡張し、人間のコミュニティをさらに広げ、豊かにするための空間としてデザインしたものでもあります。
クロスフィールズは2020年より、「社会課題を自分事化する人を増やす」というミッションのもと、VR/360度映像を活用して社会課題を疑似体験する「共感VRプログラム」を展開しています。これまでに「カンボジアの貧困問題」「サーキュラーエコノミー」など様々な社会課題の現場を題材にコンテンツを制作し、約4年半の活動で、民間企業でのサステナビリティ意識浸透の文脈を中心に2万人以上にプログラムを届けてきました。
この度、いのち会議と大阪大学SSIは、クロスフィールズとともに、この「いのち共感ひろば」「感じる場」の共感VRシアター向けの映像コンテンツ「世界の暮らしを体感できる共感VRシアタープログラム」を共同開発いたしました。今回開発したプログラムは、世界の様々な地域での暮らしを体感できる360度映像です。カンボジア、タンザニア、インドの都市部や農村部での暮らしを、まるでその場所にいるかのような臨場感のあるかたちで楽しく体験できます。制作プロセスには大阪大学の学生たちも参画しています。国や地域の紹介や気付きを深めるための問いかけは、学生たちの声で、日本語と英語で行われます。
大阪・関西万博の開幕と本プログラムの完成にあわせ、トークイベント「社会課題の自分事化で”いのち輝く未来社会”をデザインする~VRシアターでの世界の暮らし体感~」を5月15日(木)18時30分から20時に、大阪大学中之島センター5F いのち共感ひろばにて開催します。クロスフィールズ代表理事の小沼大地氏と大阪大学SSI長であり「いのち会議事業」実行委員長でもある堂目卓生が登壇し、社会課題を自分事化することとはなにかについて、議論を深めます。トークイベント後には、VRシアターでプログラムを体験できる時間も用意されています。参加費は無料です。ぜひご参加ください。