プレスリリース

“ふじわら”か“ふじはら”か。たった一文字が命を守るカギに?『ふりがな。ホンマ、大事です。プロジェクト』で暮らしを守る。

リリース発行企業:泉大津市

情報提供:

2025年5月26日から、戸籍の氏名に「ふりがな」を記載する制度が全国で始まります。
戸籍制度が始まっておよそ150年。
その長い歴史の中で、「ふりがな」が正式に記載されるのは今回がはじめてとなります。
これまで戸籍には、氏名のふりがな記載されておらず、公証されていない(正式な記録として扱われていない)状態でした。
一見すると地味で、つい見過ごしてしまいそうなニュース。でも、実は誰にとっても、とっても大切な制度--それが「戸籍のふりがな」です。
泉大津市では、これを機に「名前の読み方」を正しく届けることの大切さに目を向け、若手職員が中心となって広報プロジェクトを立ち上げました。その名も、『ふりがな。ホンマ、大事です。プロジェクト』です。
制度開始にあたって、市民課職員にヒアリングを行ったところ、12人中7人が「自分の名前を読み間違えられた経験がある」と回答。“難読”な漢字でなくても、読み方の多様性や個性のある名前が増える中で、特に若手職員の間で問題意識が高まっています。
こうした現場の実感から、「自分の名前を正しく伝える」ことの大切さを発信しようと、広報プロジェクトが立ち上がりました。





市民生活のそばにある課題から、丁寧に
2025年4月、泉大津市は市民課・環境課・人権くらしの相談課・市民協働推進課を統合し、“市民の生活に寄り添う”新たな部門「市民生活部」を創設しました。一見あたりまえで見過ごしがちな日常にこそ、見直すべき課題があります。
市民課職員のヒアリングでは、“日常的に間違われる” 面倒なので “はい。そうです”と訂正もしないという職員もいました。しかし、たった一文字の読み違いが、災害時の避難名簿や医療現場での本人確認ミスにつながる可能性もあります。名前を正しく届けることは、その人の「命」を守ることにも直結します 。
市役所は本来“市民の役に立つ場所”。その名前にふさわしい行政を目指す一歩として、まず取り組むのが名前=ふりがなの制度を丁寧にお伝えるすることから始めます。

興味を持ってもらうために。“ふじわら?ふじはら”から始まる15秒の気づき
制度を知ってもらう第一歩として、泉大津市では“名字あるある”を切り口にしたショート動画を制作。「藤原(ふじわら?ふじはら?)」など、地域でもよくある読み方の違いから、ふりがなの重要性を楽しく・自然に伝えます。
動画は制度開始の5月26日に併せ市の公式SNS(インスタグラム・フェイスブック・LINE)やホームページ等で配信予定です。

泉大津市オリジナル動画の一場面。5/26の制度開始に合わせ、市公式Instagramなどで配信予定




“あなたの名前”を大切にする取り組み
7月1日以降、戸籍に記載される予定のふりがなの確認通知を順次送付。もし間違いがあれば申し出が必要です。また、窓口に来られない方のために、マイナポータルを使って自宅で届け出する方法もご案内します。
このプロジェクトは、ただの制度の周知ではありません。“あなたの名前”を正しく届け、安心して暮らせる社会につなげたい――その思いを込めた泉大津市の挑戦です。

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