プレスリリース

【新製品】食品殺菌装置「SVP-1」を2025年4月より販売開始

リリース発行企業:株式会社中西製作所

情報提供:

株式会社中西製作所(東証スタンダード:5941、本社:大阪市生野区、代表取締役社長:中西一真)は、過熱水蒸気による新しい食品殺菌装置「SVP-1」を開発し、2025年4月より受注を開始しました。本製品は薬剤を使用せず、食材表面を瞬時に殺菌することが可能で、食感を損なわず一般生菌数の大幅低減を実現。食品衛生管理が求められる現場に新たな選択肢を提供します。※特許出願中


食品殺菌装置「SVP-1」

■開発背景

カット野菜などの衛生処理において一般的に使用されている薬剤は薬剤臭が残ることや、きゅうりなど素材や形状によっては十分に殺菌しにくい食材があることなどが課題とされてきました。こうした課題を解決すべく、薬剤を使用せず、素材本来の食感を保ちながらも高い殺菌性能を実現できる食品殺菌装置の開発に着手しました。

■3つの特長

1.瞬間殺菌
当社が独自開発したスリットノズルから、上下に高速噴射された過熱水蒸気が食材表面の生菌を瞬間的に加熱し殺菌します。





2.生菌の低減
既存の殺菌方法と比較し、大幅に生菌を低減することができます。
また、初発菌数を抑えられることから冷蔵保存下において、生菌の増殖抑制が確認できました。野菜類の“日持ち改善”が期待できます。








<日持ち試験条件>
既存の殺菌方法:次亜塩素酸ナトリウム200ppm(60秒)→スライス→80ppm(90秒×2)
過熱水蒸気殺菌:過熱水蒸気温度200℃

3.食感保持
食材本来の硬さを保ちながら殺菌することが可能です。

   プランジャーにて食材に4mm圧縮した時の荷重

生:51.2N / ボイル:36.7N / 過熱水蒸気150℃:51.6N

殺菌処理後に食材の硬さを測定した結果、元の食感がほぼ維持されていることが確認されました。

※食材の種類・形状・鮮度・産地によって効果は変動します。
※2.3.のデータは酪農学園大学と行った共同研究結果です。

■過熱水蒸気殺菌による食品加工の新たな選択肢

薬剤不使用で食材を殺菌する「食品殺菌装置」は、従来の方法とは一線を画す殺菌方式で食材調理・食品加工の可能性を広げます。中西製作所は過熱水蒸気による殺菌を、食品製造の現場における新たな選択肢としてご提案いたします。

■展示会出展情報

中西製作所はFOOMA JAPAN 2025(6/10~13)へ出展いたします。本製品をはじめ、『食品製造の未来』 を実現する新技術&新製品をご覧いただけます。ぜひお立ち寄りください。東3ホール ブースNo.東5P-38

■製品概要


※本製品は滅菌ではなく菌数を大幅に低減させる機器です。
※製品の仕様及び外観は、品質改良のため予告なしに変更する場合があります。

■株式会社中西製作所について

株式会社中西製作所は、1946年創業の業務用厨房機器メーカーです。学校給食向け厨房機器の製造・販売、設計、施工、開設支援までトータルサポートを行っています。現在は病院、福祉施設、社員食堂、大手外食チェーンなど多様な調理施設へも事業を拡大し、安心・安全で効率的な調理環境づくりを支援しています。

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