プレスリリース

休職から復職した際、十分なフォローを受けられたと回答した方は40%に留まる結果に

リリース発行企業:株式会社Rodina

情報提供:




復職・就職を支援し、リワーク事業を展開する株式会社Rodina(本社:広島県広島市、代表取締役:山田 康輔)は、メンタルヘルスの不調により休職した経験のある、全国の20~60歳の会社員100名を対象とし、職場環境に関する調査を実施いたしました。

調査結果サマリー
● 復職した際、十分なフォローを受けられたと回答した方は40%に
● 良かったと感じたフォロー内容は「上司との定期的な面談」
● 十分なフォローを受けられなかった方が望むフォロー内容は「業務量の軽減」
● メンタルヘルスに良い環境を及ぼす職場環境は「上司・同僚との関係性が良好」
● メンタルヘルスに影響しないと思う職場環境は「オフィスのレイアウトが良くない」

調査概要
調査期間:2024年12月6日~13日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:メンタルヘルスの不調により休職した経験のある20歳~60歳
サンプル数:100人
調査詳細
Q. 休職から復職した際、勤めている企業で十分なフォローを受けられたと感じていますか?



企業に所属する全国の20~60歳のなかで、メンタルヘルスの不調により休職した経験のある方を対象に、休職から復職した際に勤めている企業で十分なフォローを受けられたか聞いたところ、「はい」と回答した方は40%に留まる結果となりました。復職した際も、半数以上の方が十分なフォローを受けられていないと実感されていることがわかりました。
Q. 良かったと感じるフォロー内容を教えてください。



休職から復職した際に、「十分なフォローを受けられたと感じている」と回答した方に対して、具体的に良かったと感じたフォロー内容について聞いたところ、「上司との定期的な面談(62.5%)」と回答した方がもっとも多い結果となりました。この結果から、特にコミュニケーションの部分でのフォローが重要であることがうかがえる結果となりました。
次いで多かった回答として、「健康診断・ストレスチェックの実施(52.5%)」「福利厚生をはじめとした社内制度(45%)」などの回答も上位となりました。
Q. どのようなフォローがあれば良かったかを教えてください。



休職から復職した際に、「十分なフォローを受けられていないと感じている」と回答した方に対して、具体的にどのようなフォローがあれば良かったかを聞いたところ、「業務量の軽減(50%)」と回答した方がもっとも多い結果となりました。
また、「上司との定期的な面談(16.7%)」がもっとも低い回答であったことから、上司との面談は受けている方は多く、その上で業務内容の改善を希望している方が多いことがうかがえる結果となりました。
その他、「福利厚生をはじめとした社内制度(36.7%)」「健康診断・ストレスチェックの実施(35%)」などの回答が上位となりました。
Q. メンタルヘルスに影響すると思う職場環境の要因を教えてください。



メンタルヘルスに影響すると思う職場環境の要因について聞いたところ、「上司・同僚との関係性が良好(55%)」「社内の風通しが良い(53%)」との回答が上位となったことから、特にコミュニケーションの部分を重要視している方が多いことがわかりました。次いで、「労働時間が適切(45%)」「働く時間・場所が柔軟に選択できる(40%)」などが続きました。
Q. メンタルヘルスに影響しないと思う職場環境の要因を教えてください。



メンタルヘルスに影響しない職場環境の要因について聞いたところ、「オフィス内のレイアウトが良くない(30%)」がもっとも多い回答となりました。次いで、「働く時間・場所が柔軟に選択できない(24%)」「教育体制が柔軟に選択できない(23%)」「社内の風通しが悪い(23%)」などの回答が上位となりました。
調査結果のまとめ
今回の調査では、休職経験者の方のなかで、復職の際に十分なフォローを受けられたと感じている方は半数以下となり、特にコミュニケーションや業務量の部分において改善してほしいと考える人が多い結果となりました。
前回、弊社がおこなったストレスコントロールに関する調査では、ストレスを感じる原因は「職場の人間関係」と回答した方がもっとも多い結果となりました。今回、メンタルヘルスに影響すると思う職場環境の要因について「上司・同僚との関係性が良好」「社内の風通しが良い」などの回答が上位となったことから、企業が社内環境を整えることに関してもっとも重視すべきことは、社内制度や教育体制だけではなく、社内の人間関係が良好である状態を維持することが大切です。
今後も弊社では、復職や就職に向けた支援をおこなう「リワーク」が当たり前に認知・活用され、一人でも多くの方が最適なリワークを受けることができる社会をつくってまいります。

監修:精神科医 前田佳宏院長


【所属・経歴】
・医師11年目。東大病院精神科医局所属。精神保健指定医。日本小児精神神経学会所属。
・東京警察病院、国立精神神経医療研究センター等に勤務。
・都内クリニックで、3年間児童精神科の専門外来を経験。
・トラウマ専門外来で、自身も30~60分の心理療法を1,500時間以上提供。
・2021年4月から町田にて「和クリニック」を開業。



株式会社Rodina
所在地 : 〒732-0822 広島県広島市南区松原町2-62 広島JPビルディング7F
設立  : 2017年7月
代表者 : 代表取締役 山田 康輔
事業内容: 障害福祉サービス事業、EAP(従業員支援プログラム)事業
URL   : https://rodina.co.jp/
サービスサイト:https://service.rodina.co.jp/

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