大阪・北浜にある大阪取引所(大阪市中央区北浜1)で1月4日、年明け最初の取引を祝う式典「大発会(だいはっかい)」が行われた。
今年は日経225先物・TOPIX先物取引開始30周年となる。年頭あいさつで山道裕己社長は「日本の先物取引は平成と共に歩んできた。これからも新たな取り組みを続け、日本の金融の未来に貢献したい。株式相場の格言では『戌(いぬ)笑う年』と言われるが、格言通りの年になるよう願いたい」と話した。
会場に集まった証券関係者たちは万歳三唱の後、「うーちまひょ、もひとつせ、いおうて三度」の掛け声で拍子木を打つ「大株(だいかぶ)締め」で今年の市場活況を祈願した。
大阪取引所と東京取引所では同会の開始時刻が違うため、式典の終了後には東京取引所からの映像中継が行われた。大阪の証券関係者たちは、麻生太郎財務相によるあいさつなど東京の大発会の様子を映す画面を見つめた。