大阪・本町の「10W gallery(テンワットギャラリー)」で6月1日、写真家・糸川燿史(いとかわようし)さんの個展「大阪芸人ストリート」が始まった。
糸川さんが1994年から1999年にかけて撮影した、お笑い情報誌「マンスリーよしもと」の扉写真と「なんばグランド花月」(難波千日前)のチラシ用写真を公開する同展。
会場には、「大阪の街と芸人」をテーマに、桂文枝(当時は桂三枝)さんや西川きよしさんら芸人65組のモノクロ写真270点を展示する。
撮影地は、1998年に閉場した「大阪球場」、2009年に閉園した「エキスポランド」などかつての大阪のランドマークや、「赤川鉄橋」の通称で知られる「淀川橋梁」、木製の洋式灯台が現存する「旧堺燈台」(堺市)など大阪を中心とした関西の名所65カ所。
糸川さんは「大阪の街と芸人は近い存在。芸人を育てた大阪の街にもスポットを当てている」と話す。「ポーズや表情はロケ現場で自然と出てきたものがほとんど。クールに見えてクスッと笑える写真や、テレビで見るのとは違う印象を与える写真など、それぞれの魅力を感じてもらえれば」とも。
会期中の各週末には、シンガー・ソングライターの大塚まさじさんや嘉門タツオさん、「マンスリーよしもと」の編集長を務めた竹中功さん、野山雅史さんなどをそれぞれゲストに招いたトークイベントを行う。要予約(参加費1,000円)。
開催時間は14時~20時。入場無料。6月18日まで。