薬の町として知られる大阪・道修町にある「少彦名(すくなひこな)神社」(大阪市中央区道修町2)で11月22日・23日、恒例の神農祭が行われる。
健康や医薬をつかさどる神「神農(しんのう)」を祭る同神社。「家内安全・無病息災」を願う参拝者が遠方からも訪れ、近隣住民からは「神農さん」の愛称で親しまれている。
当日は、参拝者らに「張り子の虎」を進呈する。「張り子の虎」は1822(文政5)年、大阪でコレラが大流行した際、道修町の薬種問屋が丸薬を作り、同神社の神前で疫病退散祈願を込めて張り子の虎を奉納したことから、厄よけのお守りとして知られるようになった。今回は、黄金の虎(限定100体)、白金の虎(限定70体)など個数限定の張り子の虎も用意する。
同神社前には、今年も周辺の製薬会社などから「くすりのキャラクター」が集まる。田辺三菱製薬の「たなみん」、常盤薬品工業の「打破山 眠太郎」などの初参加5体を含む14体が参拝者らを出迎え、グリーティングなどを行う。
開催時間は10時~20時。