![ラーメン店「轍」の店主・福山修司さんとスタッフ](https://images.keizai.biz/semba_keizai/headline/1428272741_photo.jpg)
大阪・本町のラーメン店「轍(わだち)」(大阪市西区西本町1、TEL 06-6541-0012)がオープン1周年を迎えた。
店主の福山修司さんは、ラーメン店「JUNK STORY」(中央区高津)で修業した後、同店を開業した。店舗面積は14坪、カウンター11席。内装は、店のロゴマークにも使う赤色を壁のアクセントにしている。
客の座るカウンター席からは調理場を見渡すことができ、ラーメンがテンポよく作られていく様子を見ることができる。「食欲がかき立てられるようオープンキッチンにした」とも。「轍」は車の通ったあとに残る車輪の跡のことだが、福山さん自身が人生の紆余(うよ)曲折の後ここに来たという思いから、象徴的な言葉として店名に選んだという。
「食により、楽しみや喜び・笑顔を」をモットーに、化学調味料不使用や食材の産地にもこだわる。主なメニューは、大量の鶏ガラと少量の豚骨を130度の湯で煮出したスープと、麹(こうじ)に音楽を聴かせることで甘みを引き出したというしょうゆを合わせ、ユズのエスプーマ(泡)を浮かべた「味玉ふく流らーめん」(850円)、2種類の煮干しとサンマ節・昆布でとった魚介だしに背脂を浮かべたスープにもちもちとした太麺の「味玉煮干醤油らーめん」(780円)、「レアチャーシュー丼」(250円)。サイドメニューやトッピング、ビールなども用意する。
福山さんは、「住民以外にも、働くためにいろいろな場所から人が集まってくるオフィス街に出店したかった。大阪を動かしているサラリーマンたちの胃袋を満たしたい」と意気込む。
「店の前に行列ができても、地域の人に迷惑がられず、愛されるお店づくりをしていきたい。うちのラーメンを食べるために本町に来て街がにぎわえば、社会貢献にもつながる。今後は店舗を増やしていきたい」とも。
営業時間は、11時~15時、18時~22時。