「大衆居酒屋 ハコダテ酒場」(大阪市中央区本町4、TEL 06-7410-4680)が21日、大阪・本町にオープンして1カ月がたった。
店舗面積は50坪。席数は70席。店主の大野誠二さんと谷川智郎さんは共に函館出身で高校の同級生という。大野さんはこれまで、函館で飲食店を20年以上経営してきた。大阪在住28年という谷川さんは「いつか一緒に商売をしたかった」との思いから共同経営で出店した。
食材は函館産をメインに使う。生産者から直接仕入れるという。メニューは、一品料理を中心に、日替わりで提供する。大野さんは「『しまホッケ焼き』(1,380円)が好評で、オープン以来飛ぶように売れている」と話す。「8月はピンク色のジャガイモ『ノーザンルビー』のポテトサラダが一番人気があった。ノーザンルビーは北海道でもあまり出回らず貴重」とも。大野さんの実家は水産加工業会社といい、実家から仕入れた「かずのこしょうゆ漬け」(250円)もよく出るという。
函館産の地酒は、「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」3種(600円、880円、1,180円)のほか、米焼酎「北の星」(600円)を用意する。
大野さんは「お客さまから食材がおいしいという声をたくさんいただく。大阪の人に北海道のおいしい物を届けたい。生まれ育った函館にも恩返しができたら」と笑顔を見せる。
営業時間は17時~23時。日曜・祝日定休。