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大阪・本町「田中の中華そば」が5周年 80代の客も飲み干す一杯を提供

カウンター内に立つ店主の田中大地さん

カウンター内に立つ店主の田中大地さん

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 ラーメン店「田中の中華そば」(大阪市西区靭本町1)が大阪・本町にオープンして5周年を迎えた。

ピンク色のチャーシューが丼に広がる中華そば

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 店舗面積は9坪、席数は7席。店主の田中大地さんは複数のラーメン店で3年間の修業を経て独立。2018(平成30)年1月11日にオープンした。客のプライバシーに考慮して店舗には窓を設けず、看板も出していない。田中さんは開店以来の変化について「メニューを麺とご飯ものにしぼったことと、食券制を取り入れた程度で、レシピも原料もほぼ変えていない」と明かす。

 「中華そば」と「貝そば」(以上950円)の2種類を用意する。客の7割が注文するという中華そばのスープは、「鶏ガラとしょうゆ、水のみで作っている」と説明する。鶏ガラは徳島県産の若鶏、しょうゆはカツオや昆布で味付けしたもので、「毎日食べても身体に負担が少なく、子どもでもスープを全部飲み干せるような味や素材にしている」と胸を張る。貝そばにはしじみのスープを使う。麺は京都の製麺所に特注した中太ストレート麺で、パスタなどに使う品種の強力粉をベースにした「モチモチ食感の麺」という。 

 客は近隣で働く人や、検索して来店する人が多いが、80代の年配客も訪れてスープまで完食するという。今後については「多店舗展開や新しいことをしたいという考えはない。同じスタイルを守り、長く続けていけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は、火曜~金曜=11時~15時、19時~21時、土曜・日曜=11時~15時30分。月曜定休。

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