歩行者の休憩施設「御堂筋パークレット」(大阪市中央区今橋4)が4月17日、大阪・淀屋橋の商業施設「淀屋橋odona(オドナ)」前に設置された。
パークレットの名称は「いちょうテラス淀屋橋」で、2017(平成29)年に淀屋橋、2019年に本町に期間限定で設置。今回は3回目になる。
実施主体は御堂筋まちづくりネットワークと大阪市建設局。大阪市は2019(平成31)年、御堂筋やまちづくりのあり方について取りまとめた「御堂筋将来ビジョン」を策定。御堂筋を人中心の道へと再編し、にぎわいと憩いの空間になることを目指すという。
パークレットは御堂筋の歩道上に設置。大阪産の木材を使ったベンチやテーブル、日よけの屋根を設ける。ウッドデッキ上には全国でも珍しいというデジタルサイネージを設置し、地域情報や防災情報を発信。災害時の状況把握のためのライブカメラも設置する。
オープニングイベントはサックス演奏でスタート。キッチンカーでドリンクやフードを販売するほかマルシェも出店。アート作品も展示した。
開催式典で、渡瀨誠大阪市建設局長は「今までの2回は期間限定だったが、今回は万博の年の2025年3月まで設置予定」と説明。「パークレットはいろいろな使い方をする社会実験の場。地元と一緒にまちづくりに取り組みたい」と力を込めた。