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淀屋橋に火鍋と薬膳の店 サンショウは中国もの仕入れ、春雨ランチ3種類も

カウンター内に立つマネージャーの郡さん(右)とスタッフの鈴木さん

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 薬膳と中国料理の店「火鍋 三田 薬膳 なつめ」(大阪市中央区平野町3、TEL 06-4708-3872)が3月9日、大阪・淀屋橋にオープンした。 

小鉢3品とデザート、中国茶が付く白湯春雨

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 店舗面積は約12坪、席数は18席。東京・港区と大阪・桜ノ宮にある火鍋専門店の系列店。火鍋は中国の鍋料理で、仕切りを設けた1つの鍋に、赤と白など色と味が異なる2種類のスープを煮立たせ、具材を入れて食べる。店主の村井正人さんは大阪での2店舗目を探す中、製薬会社の多い道修町エリアの近くに物件が見つかり、薬膳との親和性を感じたという。「特に女性に食べてもらい、店のファンにもなってもらいたい」という思いで、中国・唐時代の美女として知られる楊貴妃が好んで食べたという「ナツメ」を屋号に加えたと明かす。

 昼は6種類のランチを用意する。看板メニューは、春雨入りの火鍋スープランチ(1,200円)。春雨は中国産の緑豆春雨で、火鍋スープの味は3種類から選べる。辛みのない「薬膳白湯(パイタン)春雨」は、春雨メニューを注文する半数以上の人が選ぶという。夜は4種類の火鍋コース(5,500円~)を用意。「デトックス」や「美肌」など4つのテーマに沿って2種類以上のスープを組み合わせる火鍋では、19種類以上の具材を提供する。香辛料や漢方食材の一部は、村井さんが中国の友人を通して仕入れる。中でも中国さんしょうの「青花椒」(チンホアジャオ)と「紅花椒」(ホンホアジャオ)は、四川省の限られた地域で収穫され、旬の9月に現地の市場に出回るサンショウで、村井さんは「日本ざんしょうと比べるとスパイシーで、一粒でのしびれ具合が違う」と胸を張る。

 利用客は、昼は近くのオフィスに勤める女性が6割ほどで、夜は近隣住民が多いという。村井さんは「毎日の食習慣の中に、薬膳を取り入れてもらえたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~23時。日曜定休。

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