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大阪の「まん防」再延長 「スタッフのモチベ上げたい」夜営業再開の店も

「ニクスタンドEN」の前に立つ社長の中塚政幸さん。昼はラーメンを提供する「麺屋EN」として営業する

「ニクスタンドEN」の前に立つ社長の中塚政幸さん。昼はラーメンを提供する「麺屋EN」として営業する

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 大阪府に発出中の「まん延防止等重点措置」が3月7日、再度延長された。

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 今回の「まん防」は1月27日に発出。2月20日までの予定だったが、感染者数の拡大が止まらず3月6日まで延長した。適用中の31都道府県のうち13県は6日で解除。大阪・兵庫・京都を含む18都道府県は、重症病床使用率の高止まりが続くことなどから延長になった。

 同措置では、飲食店のゴールドステッカー認証店での営業時間を5時~21時、酒類の提供時間を11時~20時30分までと要請する。大阪府では1日、第10期の「飲食店等に対する営業時間短縮協力金」の要請受け付けを開始した。船場地域でおにぎり店を営む店主は協力金の対象外といい、苦しい状況が続くと明かす。「たとえ協力金をもらえる飲食店でも、人が来ないと何のために店をやっているのだろうと思う」と苦悩をにじませる。

 大阪市内でもつ鍋店など6店舗を展開する「enコーポレーション」(大阪市北区豊崎1)は昨年2月に肥後橋に居酒屋「ニクスタンドEN」(西区江戸堀1)をオープンした。今年1月のまん防開始で休業するも、延長になった2月21日からはランチ営業を再開。今回の再延長では夜の営業を再開するという。社長の中塚政幸さんは1年を振り返り「まともに営業できたのは1、2カ月」と明かす。「まん防は続くが、スタッフのモチベーションなども考えて夜も開けることにした」と力を込める。「政治のしわ寄せが市民にきているように感じるが、時短要請などルールを守り楽しい場を作りたい。みんなが生活できるよう経済をまわしていけたら」と意欲を見せる。

 措置は3月21日まで。

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