大阪・本町のオンライン会議専用の個室「ぼっちボックス」が6月1日、オンライン就活に奮闘する学生向けに2時間の利用を無料で提供する企画を開始する。
同個室は、本町のコワーキングスペース「オオサカンスペース」内に設置された一人用の防音会議室。オンライン面接の利用にも使える。運営は「Kaeru」(備後町3)。コロナ禍をきっかけに開発し、現在の利用者はビジネスマンや起業家で、主な用途はオンライン商談や動画配信、セミナー参加だという。
「Kaeru」の大崎弘子社長は「大学生スタッフがオンライン面接や会社説明会、オンライン授業に活用し始めた姿を見てコロナ禍の就活生を応援する企画を思いついた」と話す。
2021年3月には、会社説明会や面接を同個室で受けながらオオサカンスペース内で準備を整え、緊張をほぐし、情報交換を行うことで内定を獲得した学生がいるという。
対象は、お祈りメール(不採用メール)を3通以上受け取った就活中の大学生。同個室の利用を2時間無料で提供する。
大崎さんは、「『Kaeru』のビジョンは、『やりたいをできるに変える』置かれた環境によらず、意思と努力だけで未来を決められる社会をつくることを目指しているので、この企画をきっかけに就活に悩む学生を支援できれば」と意気込む。