「油そばA」(大阪市中央区南本町2、TEL 06-4708-4120)が10月1日、大阪・堺筋本町にオープンした。
チャーシュー、味玉などすべてのトッピングを載せた「全部のせ」
店主の矢口恭平さんは「東京で油そばを食べた時、こんなおいしいものがあるのかと感動した」と明かす。「関西でまだなじみの薄い油そばの店をぜひ開きたいと思った」と開店の経緯を話す。店舗面積は7坪、席数は8席。
矢口さんはほれ込んだという味を再現するため、約3年かけて全国の製麺所やしょう油メーカーからサンプルを取り寄せ、試作を繰り返したという。同店の麺は山梨県の製麺所、タレは北海道から取り寄せたものを使う。
メニューは中太麺(150グラム400円)と太麺(180グラム450円)の2種類で、当面は開店記念価格で提供する。トッピングは味玉(100円)、チャーシュー(2枚150円)、メンマ(50円)で、「全部のせ」にすると中太麺が650円、太麺が700円。
矢口さんは「油そばはラーメンやつけ麺と違って、酢やラー油を使うことで味の変化が幅広くなる」と魅力を説明する。客が好きな味にカスタマイズできるよう、カウンターには「中国の食べるラー油」という「花椒辣醤(ファージャオラージャン)」やネギ、おろしにんにく、ラー油、酢を置く。
「今後は店舗を増やしていきたい」と意欲を見せる矢口さん。「油そばといえばAと思ってもらえるくらい店が浸透していったら」と期待を寄せる。
営業時間は、月曜~土曜=11時~15時、16時30分~22時、日曜=11時~17時。