DiDiフードジャパンは、4月7日に開始したフードデリバリーサービス「DiDi Food」の実証実験を6月23日に終了。本格的なサービス提供開始に際し、拠点施設のDiDi Foodパートナーハブ(大阪市・中央区)で23日、記者会見が開かれた。
配達員の登録や研修施設を兼ねるDiDi Foodパートナーハブ外観
実証実験の配達対象エリアは福島区・北区・中央区・西区・浪速区・天王寺区の6区だったが、今後は順次、配達可能エリアを拡大していく。
6月30日からは淀川区・阿倍野区・都島区・西成区・生野区(一部)・大正区(一部)、7月31日からは住吉区・城東区・鶴見区・東成区・大正区・港区・此花区(一部)・生野区・東住吉区(一部)・東淀川区(一部)、8月31日からは残りのエリアに拡大し、大阪市内を網羅する予定。その後は全国展開を視野に入れ事業を行うという。
本格始動に伴い、22日からは注文受付期間を23時から翌1時まで延長。契約レストランも拡大する。
記者会見ではDiDi chuxing country manager兼DiDiモビリティジャパン副社長・林励(リン リー)さん、DiDiフードジャパン営業本部の井上貴之営業本部長、同社マーケティング部の福田麗シニアマーケティングマネジャーが出席。
林さんは「タクシー配車で培ったAI技術を生かし、旺盛な中食市場をデリバリー事業で取り込みたい」と話し、福田さんは「DiDiの特徴の一つはローカライズ。今年の愛染まつりはオンライン開催なので、コラボして家で祭りを楽しめるような料理を提供できれば」と意欲を見せる。