キャッシュレス理髪店「Barber the GM」(大阪市中央区久太郎町3)が5月12日、大阪・本町にオープンした。
2018(平成30)年2月に本町で1号店を開店し、同店は4号店。新型コロナウイルスの感染対策としてスタイリストがマスクを着用し器具を利用客ごとに消毒するほか、各ブースの間に壁を設けた半個室で対応。
外出自粛の影響もあり既存店の客足は落ちているというが、先着順の同店では、来店客が密を避けて散髪できるよう店内の混雑状況をユーチューブでリアルタイム配信。外出自粛期間が終わったタイミングで客が集中することが無いよう、独自の取り組みを行いながら営業を続けている。
オーナーの田中慎也さんは業界未経験ながら、「平均年収が296万円の理美容業界で、年収700万を当たり前にする」という目標を持ち、日常業務の無駄を省いて理容師の待遇を改善を目的にキャッシュレスの導入に至ったという。支払いはキャッシュレス決済のみで、各種クレジットカードや電子マネーに対応。
メニューは、カット、シャンプー、ヘアセットを含んだ所要時間約30分の「プランA」(3,700円)と、上記メニューにシェービングまたは炭酸ヘッドスパを付けた所要時間約40分の「プランB」(4,700円)を用意する。
田中さんは「20~40代のおしゃれ感度が高いビジネスマンの方々に向け、自分でも行きたくなるような快適な散髪屋を作った。予約をしなくても散髪でき、キャッシュレスで支払い、スムーズに帰る。そうした体験を提供していきたい」と話す。
営業時間は、月曜~金曜=12時~21時30分、土曜・日曜・祝日=10時~19時。緊急事態宣言による短縮営業はホームページで確認できる。