乳がん啓発展「12人の女たち」が10月1日より、大阪・本町の女性向け薬局「レディーファーマシー」(大阪市中央区安土町3、TEL06-6282-7203)で開催される。
同展では、18世紀ヨーロッパで王侯貴族への献上品として広まったレースドールの手法を用いて作られた磁器製の乳房が12個展示される。「国立がん研究センターがん対策情報センター」2010(平成22)年調査の乳がん罹患率12分の1に掛けたもので、誰もが当事者になり得ることを表現。展示物はウィメンズヘルスアーティスト・白井てりさんの作品。
同店では2016(平成28)年5月のオープンより、卵巣がんの啓発や月経相談など、さまざまなイベントを実施。店頭やLINE@を通じて美容や健康に悩む女性たちの相談に乗るなどもしているが、病院で自分の体のことを話すのは抵抗があるという女性が多いという。
薬局長の津田充加さんは「イベントを単発で行っても、自身が健康な時には気に留めていないことが多い。多様な企画を継続的に行うことで、いざという時に相談できる場所だと思い出してもらいたい」 と話す。
同展示は、10月1日からの乳がん啓発月間を会期とする。会期中も薬局は通常営業しており、女性薬剤師が来場者からの相談も無料で受け付ける。
開催時間は9時30分~20時(土曜は14時まで)。日曜・祝日は定休。今月31日まで。