書店「toi books(トイ ブックス)」(大阪市中央区久太郎町3、TEL 050-5359-4448)が4月17日、大阪・本町のOSKビル2階にオープンした。
店主は、昨年9月に閉店した書店「心斎橋アセンス」で店員をしていた磯上竜也さん。「本屋を『考えるため/問うため』の本屋」をコンセプトに開業した。店舗面積は約5坪。
本は新本・古本の両方を扱う。文芸書を中心に、人文、絵本、アート本、写真集など、磯上さんが「問いが見つかるような本」をテーマに選書する。古本棚は「不思議に触れる」「旅のはじまり」「夢の中へ」などテーマに合わせた選書のブースを30以上設ける。
客層は20代~40代が中心で、ツイッターからの反響が大きいという。アセンス書店員時代のつながりから作家が情報を拡散し、開店告知のツイートは1000リツイートを超えた。
磯上さんは「アセンス以外にも天牛堺書店やスタンダードブックストアなど、昨年は関西の有名書店に閉店が相次いだ。業界に暗いニュースが続く中で、自分ができることにチャレンジしていきたい。お客さんにも教わりながら成長できれば」と話す。
「昨年小説家デビューした女優・松井玲奈さんのファンクラブイベントで対談をするなど、最近はイベント出演の機会も増えた。当店でも読書会や展示など、小規模なイベント開催を検討中」とも。
営業時間は12時~19時。木曜定休。