「ミモザの日」にちなんだセレモニーが3月8日、大阪・堺筋本町の大阪商工会議所(大阪市中央区本町橋2)で行われた。主催は大阪商工会議所と「一般社団法人日本イタリア文化協会」。
国連が定める「国際女性デー」に当たる同日は、イタリアでは「ミモザの日」として女性に日頃の感謝を込めミモザのブーケを贈る習慣「Festa della donna」がある。この習慣を日本へ紹介することで「国際女性デー」を広く啓発することを目的としてセレモニーを毎年開催し、今年で4年目となる。
イタリア発祥の習慣にちなんだ催しであることから、「大阪市-ミラノ市姉妹都市記念コンサート」にも出演した女性ユニット「donne di Osaka」によるイタリア歌曲のミニコンサートも行われた。「サンタルチア」「アヴェ・マリア」「オー・ソレ・ミオ」など6曲を披露した。
あいさつに登場した在大阪イタリア総領事館のルイージ・ディオダーティ総領事は「ミモザの日」の由来やヨーロッパの国々における男女平等に関する現状・歴史について話し、「どの社会においても女性は星の数ほどの困難にもまれながら男女同権を追求する不断の努力を続けている。だからこそ、私たちは女性を応援し続ける」とエールを送った。
「ミモザの花束贈呈式」では、日頃の感謝や活躍への称賛を込め、ディオダーティ総領事と商工会議所の尾崎裕会頭、古川実副会頭から、女性補佐官や秘書、大阪サクヤヒメ大賞受賞者へ花束が贈られた。贈呈式の後には3人が会場を訪れた100人の女性へミモザの花束を配った。