企画展「和紙人形の世界」が11月28日、大阪・北浜の「辰野ひらのまちギャラリー」(大阪市中央区平野町1)で始まる。
1977(昭和52)年設立のグループ「愛・和紙人形 遊の会」の代表・叶谷淳子さんと、メンバーの長谷部貴子さん、久直子さんの作品を展示する。これまで同会では大阪、西宮、東北の避難所や高齢者福祉施設、ギャラリーなどで計16回の展示を行ってきた。
会場では約350体の和紙人形を展示する。平安時代や江戸時代など昔の街並みや人々の様子を和紙人形で再現するという。
会期中、12月2日にはイベント「和紙人形づくり体験」を行う。作った作品は持ち帰り可能。11時~13時、15時~17時の2回開催で、それぞれ6人まで(要予約)。体験料は5,000円。
主催の長谷部晶子さんは「作品を展示する3人は、全員が60代以上の作家。和紙人形の繊細な技術と歴史を幅広い世代に感じてほしい」と話す。
「今後は高い技術を持つ高齢者アーティストの魅力的な作品を世に広め、若い世代とつなげるためのサポートをしていきたい」とも。
開館時間は10時30分~17時(最終日は15時閉館、11月30日は10時~20時)。当日券は700円(チラシやイベントページを見た人は500円、中学生未満無料)。12月4日まで。