大阪会館(大阪市中央区本町4)で3月1日、就職先・転職先に農業を考えている人や農業に興味のある人を対象とした「新・農業人フェア」が開催された。
農林水産省補助事業としてリクルートジョブズ(東京都中央区)が主催する同イベント。本年度、大阪を含め、東京、名古屋、札幌の4カ所で開催された。大阪開催は昨年8月に続き2回目で全8回の最終日。
就農希望者や自治体、農業法人などが一堂に会した会場では、農業の専門家による相談コーナーや、農業知識・農作業を学びたい人向けの「農業インターンシップコーナー」、新卒学生を対象とした「新卒学生相談コーナー」などの相談ブースを開設。併せて、先輩就農者が自身の体験談を披露した。
相談ブースを出展した「farm+biz(ファームビズ)」の杉谷さんは「ブースへの立ち寄りは50人以上。用意した100部の資料は全て無くなり足りないほど」と手応えを明かす。就農希望者は年々増加しているが、農業知識を身につけたり、先輩就農者の体験談を聞けたりする機会はそう多くないという。
杉谷さんは「(就農希望者と農業関係者が)一堂に会するいい機会。説明会への参加、インターンシップへの問い合わせや申し込みにつながった。学生の参加が予想以上に多く、若い方の参加が増えた。次回開催があれば参加したい」と意欲を見せた。