大阪・京町堀にコーヒー専門店「CLOCKWORK ROASTERS(クロックワーク ロースターズ)」(大阪市西区京町堀3)がオープンして2カ月がたった。
「ラテアート」をきっかけにコーヒー業界に入ったという店主の山村和幸さんが、豆選び、焙煎、抽出などをすべて行う同店。店舗面積は6坪。席数は4席。
山村さんは「ラテアートは絵や模様を描く技術に注目されがちだが、エスプレッソと口当たりの良いミルクを組み合わせる技術も重要。細かい模様を描きやすいカフェラテは味もおいしい」と話す。
ラテアートの世界大会に出場した経験を持つ山村さん。来春開催される世界大会にも、技術向上のため挑戦する予定という。
店名は日本語で「時計仕掛けの焙煎工場」を意味する。1キロの豆が焙煎できるコンパクトな焙煎機で、1日に何度も焙煎を行うことからつけたという。
山村さんは「オープン当初は焙煎時に出る煙が近隣の迷惑にならないかと心配だったが、『コーヒーのいい香りがしたから煙をかぶりに来た』と通りすがりに声を掛けてくれる人もいた」と振り返る。
「質の良いコーヒー豆がどんどん日本に輸入されている。お客さまとの会話を通じて、渋みのある従来のコーヒーだけでなく、新しいコーヒーの味も紹介していければ」とも。
営業時間は11時~22時。