
居酒屋「わせねで屋」(大阪市中央区船場中央1、TEL 06-6121-2535)が6月11日、大阪・堺筋本町の船場センタービル2号館にオープンした。
店舗面積は18坪で、48席。店主の菊池満男さんはは宮城県出身で、店名は「忘れないで」という意味の方言という。「食を通して、離れていても地域の創生に力を貸すことができたら」と意欲を見せる。
店主の菊池満男さんは以前は大阪府内で唐揚げの移動販売や弁当店を経営していたという。看板メニューは鶏の唐揚げ(418円)。「げんこつ大の大きさで、しょうゆとガーリックに一日漬け込んで揚げている。中まで味がしみていて酒によく合う」と説明する。だし巻き卵(528円)もお薦めといい、強火で一気に焼き上げるため中がふわふわに仕上がるという。メニューは東北地方の郷土料理や珍味をそろえる。「仙台市太白区のかまぼこ会社『佐々直』のささかま(638円)も食べてほしい。きめ細かな身で関西のかまぼこと違うおいしさがある」と話す。酒は東北の地酒を常時7種類そろえる。ランチは唐揚げ定食(880円)やチキン南蛮定食(900円)などを用意。芋煮や十和田のバラ焼きなどの東北の名物料理もメニューに反映する予定という。
店内の壁には東北6県の観光案内ポスターを貼る。「今後は各県の郷土料理フェアも開催したい」と菊池さん。「東北のおいしい物を食べられる店として認知を広げたい」と意気込む。
営業時間は、11時30分~14時、17時~22時30分。日曜・祝日定休。