
南御堂(大阪市中央区久太郎町4)で7月1日、プロジェクションマッピングの投影が始まった。
イルミネーションイベント「大阪・光の饗宴2025万博特別点灯」の一環。制作を手がけた照明デザイン会社「wakka」(北浜2)の久保綾佳さんは「映像に出てくるQRコードをスマホで読み込むと、AR画像が浮き上がるというこれまでにない仕掛けを組み込んでいる。試験投影の際に通行人から声をかけられるなど、投影前から近隣の会社員や住人から注目を集めていた」と話す。10月13日まで。4月13日から始まっている北御堂(本町4)のプロジェクションマッピングについては「来場者が動くと地面のセンサーが反応して映像が変化するインタラクティブアート」と説明する。7月31日まで。
投影時間は、南御堂=19時~23時(9月・10月は18時から)、北御堂=19時~23時。
毎年11月から年末にかけて開催する御堂筋のイルミネーションイベントも始まっている。今年は、万博開催に合わせて4月9日にスタートした。閉幕後も継続し、12月31日まで点灯する。久保さんは同イルミネーションを2023年からプロデュース。今期は昨年度の照明をベースに色を組み替えて再設置したという。
点灯時間は日没~翌1時。
久保さんは「(いずれのイベントも)ここだけでできる体験。ぜひ多くの人に楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。