コーヒースタンド「バイセン モクバ」（大阪市西区江戸堀1）が2月1日、大阪・肥後橋にオープンした。

ハンドドリップで提供するコーヒー

　店舗面積は5.4坪。店主の濱田嘉代さんはカフェや焙煎（ばいせん）所などに勤めた後、2021年、梅田・大阪駅前第1ビルの喫茶店「キッサ モクバ」に就職。2022年に前店主から店を引き継いだという。「キッサ モクバは1980（昭和55）年にオープンして、私で3代目。モクバとは違ったスタイルで普段使いできる店を出店したかった」と話す。

　店内には焙煎器を設置。客の好みに合わせて焙煎できるほか、その場で豆を選んでブレンドするオリジナルコーヒーも提供できる。ドリップコーヒーは、ブレンド（550円～）2種類、スペシャルティコーヒー（650円～）8種類、期間限定コーヒー（800円）1種類を用意する。「お薦めを聞かれたら『モクバブレンド』（ホット＝550円、アイス＝600円）を提案している」と濱田さん。「本店のコーヒーをイメージした『純喫茶ブレンド』（ホット＝600円、アイス＝650円）も当店らしい味。深いりで、バタートーストやタバコを感じさせるようなフレーバー」と話す。

　「今後は卸売りや新規出店も考えている。誰もが働きやすい環境を整えていきたい」と濱田さん。「コーヒーを難しく考えずシンプルに楽しめる場を提案したい。日常を豊かにできる場所作りをしていけたら」と意欲を見せる。

　営業時間は10時～17時（土曜・日曜・祝日は9時から）。