「HITOTSUBO BAKERY (ヒトツボ ベーカリー)」(大阪市中央区平野町3)が12月16日、大阪・淀屋橋にオープンした。
本店は天満橋にある「パトリエフクモリ」で、桃山台にも姉妹店がある。創業者の福盛幸一さんはホテルのベーカリー部門で勤務した後に渡欧。フランスやドイツでパンの製法を学んだという。帰国後はベーカリーを経営するほか、製パン会社の商品企画や技術指導、パン用米粉の開発などにも従事したという。同店は2013(平成25)年にオープンした。
店舗面積は1坪で、約25種類のパンを販売する。福盛尊子社長は「創業者が日本でフランスパンの普及に務めたことから、天然酵母のハード系パンが看板」と話す。スタッフの浅井亜矢子さんは「お薦めを聞かれたら、明太(めんたい)フランス(320円)や米粉のパンを紹介している。いずれも創業者が日本で初めて開発した商品」と説明する。1月下旬からはサンドイッチも販売予定で、商品ラインアップは30~40種類に増える予定という。
これまではカフェ併設店などの大型店舗を手がけることが多かったという同グループ。今後は3坪ほどの小規模店の出店を増やす予定という。福盛社長は「小さなスペースにパンをギュッと詰め込んだような店をイメージしている。『いろいろなパンに囲まれて幸せ』と感じてもらえる店作りができたら」と意欲を見せる。
11時30分開店。売り切れ次第閉店。土曜・日曜・祝日定休。