居酒屋「日本酒原価酒蔵 大阪本町店」(大阪市中央区本町2、TEL 06-4708-3461)が大阪・堺筋本町にオープンして3カ月がたった。
店舗面積は26坪で、席数は55席。オープンは9月2日で、経営は「ビリオンフーズ」(東京都品川区)。同ブランドでは日本酒をほぼ原価で提供するという。原価で提供する背景について、店長の竹中悠さんは「リーズナブルな価格で気軽に日本酒を楽しんでほしい。日本酒のおいしさを広く伝え、後継者不足などで悩む全国の蔵元も応援したい」と説明する。大阪は谷町四丁目に続き2店舗目の出店になる。
日本酒は全国から取り寄せた地酒(240円~)を常時約50種類そろえる。一般に流通する銘柄のほか、各地の酒造メーカーと提携して製造した同社限定品も用意する。日本酒リストには産地や価格以外にも、各銘柄の風味の特徴や日本酒の製造方法の違いなども記載。日本酒の面白さを伝える内容という。
料理は日本酒に合う一品メニューを用意する。今の季節はおでん(5種類=760円)や鍋がよく出るという。「おでんのだしは貝だし。純米酒も入っており酒との相性が抜群」と竹中さん。「カキ、白子、あん肝が入る『痛風鍋』(2,100円)と名付けた鍋も好評」と話す。
来店客は近隣の会社に勤める男性が中心という。竹中さんは「今後はビジネス街以外にも出店し、日本酒の魅力を伝えていけたら」と意欲を見せる。
営業時間は15時~23時30分(土曜・祝日は12時から)。日曜定休。