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阿波座にお好み焼き店 ソウルフードを海外で再評価、「地域の味」目指す

店主の日野将治さん

店主の日野将治さん

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 お好み焼き店「十十十(じゅじゅじゅ)」(大阪市西区立売堀5、TEL 06-6599-8801)が10月7日、大阪・阿波座にオープンして1カ月を迎えた。

もっちり麺の焼きそば

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 店舗面積は17坪で、席数は24席。店主の日野将治さんは以前は居酒屋やお好み焼き店で勤務。カレーが好きで、独立に当たりカレー店の出店を考えたという。「スリランカに渡り、ホームステイして料理を学んだ。しかし同地で地域文化に根差したカレーを見たことで、自分のルーツを改めて見直した」と明かす。方向を転換し、生まれ育った大阪で親しんだお好み焼きで開業したと明かす。

 メニューはお好み焼き・焼きそば(各880円~)のほか一品料理をそろえる。お好み焼きの生地は「山芋が入ったふわとろ系」と日野さん。お薦めは牛すじやイカなどが入り目玉焼きをトッピングした「十十十スペシャル」(1,700円)という。焼きそばの麺は京都の製麺所から取り寄せた平打ちの太麺で、もちっと歯応えがあるのが特徴という。一品料理は「生野区出身なので、韓国系のメニューも充実している」と話す。「牛すじはいい和牛を使っているので、牛すじのメニューがお薦め」とも。

 近隣にはマンションが立ち並び、来店客は若い家族連れや夫婦が多いという。「自分が小さい頃に通った店があるように、地域に密着した地元の味を子どもが大人になって思い出してもらえるような店になりたい」と話す。

 営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は22時まで)。火曜定休。

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