大阪・本町に2月2日、手軽にチーズ料理を楽しめるイタリアンバル「べるまじお」がオープンした。
卓上グリルで提供されるラクレット「クアトロフォルマッジオ グリリアータ」
「チーズと野菜のお食事バル」と銘打ち、イタリアンをベースにチーズをアレンジした料理を提供する同店。店名は、イタリア語で野菜の「verdura(ベルデューラ)」とチーズの「formaggio(フォルマッジオ)」を掛け合わせた。テーブル14席、カウンター8席のほか、12人まで入れる個室を1室用意する。
自らチーズが好きで開店したという店主の福永さんは、「レストランで本格的なチーズを食べると高価になりがち。食べやすい価格でいろいろなチーズを食べられるようにしたかった。普通の居酒屋では扱わないシェーブル(ヤギのチーズ)やウォッシュタイプのチーズもそろえている」と話す。
同店が提供する約30の食事メニューのうち、半数にチーズを使用。定番の「チーズフォンデュ」(680円)や「フルーツトマトカプレーゼ」(880円)をはじめ、「人参(にんじん)のチーズムース」(390円)などデザートにもチーズを使用する。
看板メニューは「クアトロフォルマッジオ グリリアータ」(1,080円)。サイコロ状にカットされたラクレット、レッドチェダー、スカモルツァ、サムソーなど4種類のチーズを、卓上のチーズグリルで溶かしパンと一緒に食べる。付け合わせにジャガイモやブロッコリーなどの野菜をオプションで加えることも可能。野菜は毎朝、黒門市場で仕入れた新鮮なものを扱う。
グラスワインは390円から提供し、ボトルは2,000円台が中心。店内の黒板には手書きで、ワインの味の特徴やおすすめポイントを書き、客が好みのワインを選びやすいよう工夫している。
「本町という土地柄、ビジネスマンが多いので、おなかが膨れ、しっかりとした食事がとれることも意識している。野菜は、奇をてらった珍しい野菜ではなく、普段食べる野菜で品質の良いものを選ぶようにしている」と福永さん。
店の周辺にはマイドームおおさかや大阪産業創造館があり、イベント後の懇親会などの宴会需要も多い。パーティーメニューは予算に応じたカスタマイズにも積極的に対応。「安くてうまいは当たり前として、一人ひとりに合ったサービスを提供していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~14時、17時~24時。土曜は予約営業のみ。日曜、祝日定休。