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大阪・少彦名神社で「神農祭」-カイゲンの風神さんら、「くすりキャラ」一堂に

左から、仁丹ジュニア(森下仁丹)、神農さま(インクロム)、カイゲンの風神さん(カイゲンファーマ)、熱さまくん(小林製薬)

左から、仁丹ジュニア(森下仁丹)、神農さま(インクロム)、カイゲンの風神さん(カイゲンファーマ)、熱さまくん(小林製薬)

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 薬の町として知られる大阪・道修町の「少名彦(すくなひこな)神社」(大阪市中央区道修町2)で11月22日・23日、恒例の「神農祭」が行われる。

露店でにぎわう道修町通りに「くすりキャラ」

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 日本の薬祖神「少彦名命(すくなひこのみこと)」と、中国で医薬の神様として信徳を集める「神農(しんのう)」を祭る事から「神農さん」の愛称で親しまれている同神社。大阪の祭りは1月に今宮えびすの「えべっさん」で始まり、11月の「神農祭」で終わるとされている。無病息災を祈願する同祭は、一年間の締めくくりとして「止めの祭り」とも言われる。

 当日は、参拝者たちに厄よけのササにつけた張子(はりこ)の虎を進呈する。1822(文政5)年にコレラが大流行した際、道修町で薬種問屋が丸薬をつくり、張子の虎を神前に供え、疫病祈願をこめたことが始まり。道修町通りを堺筋から御堂筋まで車輌通行止めにして、露天が並び、毎年5万人もの人出でにぎわう。

 境内には昨年同様、「くすりのキャラクター」が一堂に集結する。中でも人気の「カイゲンの風神さん」は、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」の風神をモチーフにしたカイゲンファーマのマスコットキャラクター。1982年にTVCMに「かぜひいてまんねん」のセリフで登場して以来、大阪ではおなじみのキャラクターになっている。このほか、「神農さま」「仁丹ジュニア」「熱さまくん」「ロッ太くん」「正露丸くん」なども朝の出迎え、パレード、ふれあいタイムで同神社と道修町通りに登場する。

 インクロム広報の三野さんは「縁日やキャラクターのイベントを楽しんでいただきながらも、神農祭の神事や大阪の止めの祭りであること、江戸時代から薬問屋が集う歴史ある薬の町が大阪にあることを多くの人に知ってもらいたい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~20時。

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