大阪産業創造館(大阪市中央区本町1)地下にある「大阪企業家ミュージアム」(TEL 06-4964-7601)で11月5日、「企業家研究フォーラム」と連携した講座が開かれる。
企業家について総合的に研究する同フォーラムと連携し、「講座・企業家学」を5回連続で開講。「リーダー不在と言われる今、これまで日本の経済・産業を築きリードしてきた企業家たちがどのような思いで事業に取り組み、今日の日本の経済・産業を築いてきたか」について学ぶという。今年6月に終了した同講座のテーマは「エンターテイメント」で、11月からは「流通」を取り上げる。今回は、研究者に加え現役の企業家も講演を行う。
第1回は「流通革命を先導した企業家たち~中内功と丸山源一」と題し、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授の松島茂さんが講師を務める。以降、「高島屋の百貨店化と飯田直次郎について」=関西大学商学部教授の藤岡里圭さん、「成熟産業における市場再創造~『きもの』ビジネスを事例として」=着物専門店「やまと」の矢嶋孝敏会長、「三越伊勢丹グループの戦略~日比翁助『商売繁盛の秘訣(ひけつ)』に学ぶ」=三越伊勢丹ホールディングスの石塚邦雄会長、「商店街活動のはじまり~戦前期の中村金次郎の取り組み」=流通科学大学商学部特別教授の石原武政さんら。
担当者は「ビジネス社会を生きる社会人、産業や歴史に興味のある人、そして業界研究に取り組む大学生に来てほしい」と受講を呼び掛ける。「先人たちに学ぶことで、これから進むべき道の参考にしてほしい」とも。
開催日時は、11月5日・12日・19日・26日、12月3日の18時30分~20時。5回連続講座だが、単発の受講も可能。要事前申し込み。先着順。