大阪ガス本社ビル(大阪市中央区平野町4)大ホールで8月31日、「第3回 大阪を変える100人会議」オープンフォーラムが開催された。
会場にはこの日、経済人・行政・NPO・中間支援団体・地域活動団体・ソーシャルビジネス関係者など240人が集まった。
同フォーラムは三部構成で展開。第一部では、「100人会議コラボ事業」として、「通信制高校生のキャリア支援NPO法人である『D×P』と、ココナツ製品のフェアトレード事業を通じてフィリピンの貧困問題に取り組む企業『ココウェル』とによる、通信制高校生のフィリピンスタディツアー事業」、「ネパールのケアハウス支援を中心とするNGO『SPEC Japan』と大阪市都島区による、ICTを用いた中学生同士の交流事業」、「複数のコンサルティング企業やシンクタンクNPOらによる、大阪の地域文化発信事業」の3事業が報告された。
第二部では、参加者240人全員が15の分科会に分かれて、教育や福祉・働き方などさまざまな分野の進行役の導きで、社会的課題について少人数のグループに分かれ話し合った。分科会は入れ替え制で、2テーマに参加できるとあって盛んな応答が行われた。
第三部の「ソーシャル大交流会」では、今後の親交を深めると共に、それぞれの活動を発展させようと、多くの人たちが名刺交換や意見交換を行った。遠くは沖縄からの参加者の姿も。沖縄での100人会議の立ち上げのため、熱心にノウハウを聞き取っていた。
「これだけ多くの人々が一堂に集まり、さまざまな社会課題に対してひざを交えて議論し、新たなアクションを起こすべくお互いの経験やスキル、アイデアを持ち寄る場は『100人会議』ならでは」と主催者の施(せ)治安さん。全国を回っているという参加者からは「東京やほかの地域には、『100人会議』のようなすごい集まりはない。うらやましい」「大阪から日本が元気になりそうな予感」といった声も寄せられた。