株式会社aiESG (アイエスジー、本社:福岡市博多区、代表取締役:馬奈木 俊介/以下、aiESG)の代表 馬奈木俊介は、5月13日に大阪・関西万博のインドネシアパビリオンにて開催されたビジネスフォーラムに登壇いたしました。本フォーラムは、インドネシアの中央銀行であるバンクインドネシアが主催のもと、「持続可能なライフスタイルと製品:インドネシアのグリーンで倫理的な未来へのコミットメント」をテーマに開催されました。日・インドネシア両国における経済連携強化と持続可能な社会の実現に向けた取り組みが活発に発表される中、日本のサステナブルアパレル企業 hap株式会社(以下、hap社)が手がけ、aiESGがESG分析・評価を実施した機能性T-shirt「COVEROSS(R)?W(カバロスダブル)」Tシャツが紹介されました。また、本フォーラムのため、インドネシアの伝統的なバティックを胸ポケットに取り入れたデザインが特徴であるTシャツが製作され参加者に配布されました。登壇した馬奈木は、「サステナビリティ:AIを活用した投資分析の未来」と題したプレゼンテーションを行い、持続可能な取り組みを定量的に可視化する意義とその重要性を強調しました。
万博での馬奈木の登壇に関するYoutube動画はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=qJYHg9mk8jo
■aiESG代表 馬奈木による講演:「持続可能性:AIを活用した投資分析の未来」
2025年5月13日、バンクインドネシア主催のビジネスフォーラム「持続可能なライフスタイルと製品:インドネシアのグリーンで倫理的な未来へのコミットメント」において、株式会社aiESGの代表の馬奈木が登壇しました。馬奈木は「サステナビリティ:AIを活用した投資分析の未来」と題したプレゼンテーションで、「新国富論」や三つの資本(物的資本、人的資本、自然資本)、そしてウェルビーイングの測定といった「真の豊かさ」や「持続可能性」を評価するための、新しい経済・社会の評価指標や視点を解説しました。また、企業のESGや持続可能な取り組みを定量的に可視化する必要性を強調し、その一例として、hap社が開発し、aiESGが分析・評価を行った「COVEROSS(R)?W(カバロスダブル)」 Tシャツを紹介しました。インドネシアの伝統的なバティック柄を胸ポケットに取り入れた同製品はフォーラム参加者にも配布され、サステナブル製品においてaiESGの分析サービスが企業の持続可能な取り組みを支援する具体例として解説しました。
図1 当日参加者に配布されたバティック柄の「COVEROSS(R)?W(カバロスダブル)」Tシャツ
■aiESGとhap社の協働
2006年創業のhap社は、ブランド事業の他、環境配慮快適多機能製品のアパレルやスマートテキスタイル、スマートウェアの開発など幅の広い事業を展開しています。今回の大阪・関西万博インドネシアパビリオンにおける協働の背景には、hap社が一部アパレル製品をインドネシアで生産している点があります。
同社が開発した「COVEROSSレイヤーテクノロジー」を応用したサステナブルファッション製品「カバロスのサーキュラーファッション」は、第11回技術・経営イノベーション大賞において、最高位である内閣総理大臣賞を受賞しています。このような取り組みを通して、hap社はサーキュラーファッションの発展に寄与する先進的な技術・サービスの開発を推進しています。
5月13日のビジネスフォーラムで紹介されたインドネシアの伝統的なバティック柄を胸ポケットにあしらったCOVEROSS Tシャツは、バンクインドネシア、株式会社ストーンマン、hap社、株式会社世界文化社(Begin)との協働により制作され、ESG分析に当社aiESGが携わりました。aiESGの包括的な分析により、サプライチェーン全体の可視化および透明性向上を実現し、資源循環型の製品設計と責任ある調達の体制を強化しています。
図2 aiESGとhap社の協働スキーム
■大阪・関西万博 インドネシアパビリオンについて
大阪・関西万博において展開されているインドネシアパビリオンは、「調和の中で繁栄する: 自然、文化、未来」をテーマに掲げています。持続可能な開発に挑むインドネシアの姿勢は、パビリオンの象徴である船の意匠に象徴的に表れています。様式美を極めた聳え立つ船の形は、絶えず前進し、成長し、障害を乗り越えて持続的に航行していくという力強いビジョンに象徴される哲学を体現しています。また、建材には米のもみ殻や再生プラスチックを活用した環境配慮型素材「プラナウッド」を使用しており、パビリオン建設における細部にまで持続可能性への配慮が随所に施されています。
さらに、インドネシアの中央銀行バンクンドネシアは、同パビリオン内において一定期間にわたり各種イベントを主催。その一環として開催されたビジネスフォーラムにおいてaiESG代表 馬奈木が登壇しました。バンクインドネシアはグリーンファイナンスを国家の金融安定戦略の重要な柱の一つと位置付け、環境・社会課題に対応する持続可能な金融の実現に向けた取り組みを国内外で積極的に推進しています。
図3 大阪・関西万博インドネシアパビリオン外観
■株式会社aiESG (アイエスジー)について
「aiESG」は、製品およびサービスレベルのESG分析を通して、持続可能な社会の実現を目指す九州大学発のスタートアップ企業です。国連報告書代表など国際的・学術的な長年のESG研究成果を元に、サプライチェーンを全て遡ったESG評価プラットフォーム「aiESG」を提供しています。また、ESG全般について支援サービスを行っています。
当社コーポレートサイトはこちらから(https://aiesg.co.jp/)
■会社概要
会社名 :株式会社aiESG
本社所在地 :福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階
代表取締役社長 :馬奈木 俊介
事業内容 :プロダクト/サービスレベルのESG分析事業
HP :https://aiesg.co.jp/
設立 :2022年7月