プレスリリース

大阪・関西万博の「トイレ7」の培土として国産木材を使用した『DWファイバー』が施工されています

リリース発行企業:大建工業株式会社

情報提供:

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博または万博)に設置されている「トイレ7」を彩る植栽の培土として、国産木材チップを特殊解繊処理した土壌改良材『DWファイバー』を提供しており、同施設のサプライヤーとして協賛しています(2024/7/9 リリース発信済)。
この度、『DWファイバー』の施工が完了した同トイレが、万博会場内ウォータープラザ前にて、開催初日よりサステナブルな施設として多くの来場者様にご利用いただいておりますので、改めてお知らせいたします。

大阪・関西万博に建設された「トイレ7」(トイレ周囲の植栽の培土部分に当社製品『DWファイバー』が採用)


●DWファイバー採用にあたり、「トイレ7」を担当した
VOID株式会社 執行役員 Chief Creative Officer 溝端 友輔氏のコメント


溝端 友輔氏
「トイレ7」は、万博のコンセプトである「未来社会の実験場」の通り、未来社会における建築の在り方を提示する施設として計画しました。再生利用可能な樹脂を原材料として、3Dプリンターで製作した壁面パネルを使用しているため、万博会期後にパネルを粉砕・ペレット化し、再度3Dプリンターの原材料として利用可能なほか、そのまま別の場所に移設して活用することもできる、サステナブルな施設です。
『DWファイバー』は、原材料に製材端材や間伐材を使用しているとのことで、木材が資源として有効利用されている所が、「トイレ7」のサステナブルな設計の考え方にマッチしています。また、「トイレ7」は万博会場の中でも海に面したエリアにあるため、海風による培地の飛散が心配でしたが、『DWファイバー』は木質繊維同士が絡み合うことにより、飛散しにくく、清掃しやすい点も気に入っています。さらに、一般的な土よりも軽量で施工しやすいといった機能性も評価し、今回、採用に至りました。



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なお、「いのち輝く未来社会のデザイン」を開催テーマとする大阪・関西万博は、SDGs達成につながる個性豊かで魅力的な博覧会施設を創出するため、今後の活躍が期待される若手建築家に、休憩所やトイレなど、計20施設の設計を依頼しています。その中の一施設である「トイレ7」は、外周を湾曲したパネルで覆うことで周辺の風景や光を不規則に反射させ、蜃気楼のように景色を映し出すことで広場に溶け込むようなデザインが特徴のトイレで、壁面パネルに沿うように植栽が設置される設計となっており、同植栽の培土として『DWファイバー』が用いられています。

【参考】
●2024/7/9 大建工業発信リリース
・2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にサプライヤーとして『DWファイバー』を協賛
https://www.daiken.jp/news/detail/20240704013120.html

●土壌改良材『DWファイバー』について国産の木材チップを特殊解繊処理し、植物の生育促進効果をもつフルボ酸※を添加した土壌改良材です。土壌に混合することで、土壌の保水性・透水性などの物理性を改善するとともに、ミネラル分の供給を効率的に行う効果やpH緩衝作用により土壌の化学性を改善することができ、緑化や植栽の基盤として適していない土壌の改良工事にご利用いただけます。
土壌への混合による土壌改良工事のほか、山間地での航空緑化工や植生マット工による緑化工事など、幅広い工法、用途での活用が可能です。





※フルボ酸: 森林や土壌の中に存在する有用な腐植酸の一つ。植物の光合成を活性化し、生成促進に効果があります。国土防災技術(株)がフルボ酸の人工生成技術に関する特許を取得しています。


●万博内「トイレ7」の設置場所




大建工業株式会社 https://www.daiken.jp/

以上

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