プレスリリース

タカミヤ、限られたスペースで太陽光発電を実現する垂直設置型太陽光架台「H-V system」を販売開始

リリース発行企業:株式会社タカミヤ

情報提供:

足場をはじめとする建設業界のプラットフォーマーとして、業界課題に革新的なソリューションを創造しつづける株式会社タカミヤ(以下タカミヤ、大阪本社:大阪市北区、東京本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:高宮一雅)は、限られたスペースでも効率的に発電が可能な垂直設置型太陽光架台「H-V system」を開発し、販売を開始します。
本製品は、太陽光パネルの設置が困難な場所にも設置することができ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。



■開発の背景
日本は2020年に「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、再生可能エネルギーの導入は急速に進んでいます(*1)。中でも太陽光発電は全国的に導入が拡大していますが、平地の少ない日本では、設置場所の確保が大きな課題となっています。
資源エネルギー庁および太陽光発電協会の資料によると、適地が限られる中、住宅や工場・倉庫などの建築物の屋根への導入拡大に加え、農地等の導入拡大が不可欠とされています(*2)
この課題を受け、タカミヤは占有面積の極めて少ない場所でも導入可能な「H-V system」を開発。垂直設置架台と両面受光型パネルを組み合わせることで、農地・多雪地域・工場フェンス沿い・駐車場の間仕切りなど、これまで発電設備の設置が難しかった場所でも高効率な発電を実現します。

*1:引用:資源エネルギー庁「再生可能エネルギーの導入状況」 *2:参考:資源エネルギー庁「再エネの大量導入に向けて」一般社団法人 太陽光発電協会「太陽光発電の普及拡大に向けた課題とチャレンジ」資源エネルギー庁ウェブサイト(もっと知りたい!エネルギー基本計画2. 再生可能エネルギー(2)設置場所を確保し、太陽光発電をさらに拡大)


牧場での設置イメージ

■「H-V system」の特長
- 両面受光による安定発電
- パネルの両面で受光できるため、日照条件に左右されず安定した発電が可能。
- 発電ピークの分散で電力価値向上
- 発電ピークが朝夕に分散するため、電力市場において価格が高騰する時間帯での発電を実現。
- 狭小スペース・限界地での有効活用
- 設置面積が少なくて済むため、農地のあぜ道や駐車場、工場敷地のフェンス沿いなど、限られたスペースでも設置可能。
- 農地、雪国にも対応
- 垂直設置のためパネルに雪が積もりにくく、除雪・清掃などのメンテナンス負担も軽減。
- 工期短縮・低コスト施工を実現
- 長年、太陽光発電所建設現場で培った施工ノウハウをもとに、静音かつスピーディーな施工が可能な油圧振動杭打ち機の技術を垂直型にも応用。工期短縮と省力化を実現し、トータルコストの抑制に貢献。






■脱炭素社会に向けたタカミヤの目標
当社は創業当時より、限りある資源の有効活用、持続可能な社会の実現を目指し、その理念は今なお、事業活動の基盤を成しています。
再生可能エネルギーが非常に注目を集めていますが、タカミヤは以前より太陽光発電システムに着目し、多様な設置手法に対応する太陽電池架台の設計・製造・施工に取り組んできました。環境負荷の少ない再生可能エネルギーによる発電を促し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■株式会社タカミヤについて
建設現場で使われる仮設機材をはじめとする、住宅用機材、構造機材、農業用ハウス、防災用ダムなど多彩な製品について、開発・製造から、販売、レンタル、設計、施工までトータルにサービスを提供しています。
技術革新を通じて付加価値の高い製品やサービスを生み出し、地下工事から超高層建物、高速道路、橋、農業、自然災害対策分野など、さまざまな「現場」の安全性・施工性を向上させ、業界の発展に貢献しています。

■「新製品開発」は「タカミヤプラットフォーム」の一環
タカミヤは建設業の深刻な人手不足・コスト高などの問題に対応するため、建設ソリューション群「タカミヤプラットフォーム」を提供しています。足場等の仮設機材の調達・運用マーケットプレイス提供やデジタル設計支援等のデジタル化にはじまり、各種安全教育サービスまで、多岐にわたるソリューションを統合しています。
「新製品開発」もその一環として、建設業界の収益向上に貢献します。



主なサービス内容
- 「OPERA」:建設DXの入口。仮設機材の24時間WEB注文などをはじめとしたプラットフォームポータルです。業務をデジタル化し、効率性を大幅に向上させます。
- 「OPE-MANE(オペマネ)」:建設現場の機材管理委託サービスです。顧客が購入した足場機材の管理・整備を代行。足場の運用状況も確認可能です。ATMの感覚で、全国の機材Baseから足場機材を引き出して利用できます。              「Iq-Bid」:足場のリアルタイムマーケット。次世代足場「Iqシステム」という保有資産の運用状況や市場価格を確認しながら、ユーザー同士で自由に売買できます。
- 「タカミヤのBIM/CIM」:3Dレーザースキャナーで仮設工事の設計を効率化させることができます。また、3D図面を共有・更新活用することで、建築物の情報を一元管理します。
- 「Tobira」:鳶職人に特化した求人サイトです。人手不足の解消を支援し、業界全体の採用効率向上が可能です。
- 「タカミヤの安全教育」:墜落や落下時の衝撃数値の可視化など、バーチャルと実体感を融合した最先端の足場教育プログラムを提供します。


これにより、タカミヤは建設業界のコスト削減、人材不足の解消、業務効率化を推進し、業界全体の生産性向上に貢献します。


社名   :株式会社タカミヤ
代表   :高宮 一雅
本社所在地:大阪市北区大深町 3-1 グランフロント大阪 タワーB 27階
     :東京都中央区日本橋3-10-5 オンワードパークビルディング12階
URL   :https://corp.takamiya.co/
設立   :1969年6月21日
資本金  :10億 5,214万円
従業員数 :781名(連結従業員数 1,355名)
事業内容 :仮設機材の開発、製造、販売及びレンタル、仮設工事の計画、設計、施工

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