リリース発行企業:スパイスキューブ株式会社
白鶴酒造資料館内「HAKUTSURU SAKE CRAFT」と室内農業装置「AGROT」
スパイスキューブ株式会社(本社:大阪市浪速区、代表取締役:須貝翼)と白鶴酒造株式会社(本社:神戸市東灘区、代表取締役社長:嘉納 健二)は、兵庫県主催の「ひょうごオープンイノベーションマッチング2024」(※1)をきっかけに共同プロジェクトを開始しました。
「酒造りで発生するCO2でハーブを育み、そのハーブを酒造りに活用する」
本プロジェクトでは、白鶴酒造資料館内にあるマイクロブルワリー「HAKUTSURU SAKE CRAFT(ハクツルサケクラフト)」から発生する発酵由来CO2(※2)を、DAC技術(※3)を活用して回収し、そのCO2を利用してスパイスキューブが開発する室内農業装置「AGROT(アグロット)」で植物(ハーブ類)を育成。育てた植物は、SAKE(※4)やクラフトジンの原料になり、日本酒業界の新たな可能性を探る。「酒造りの副産物を酒造りに活かす」という、弊社初の循環型でサステナブルな仕組みを白鶴酒造とスパイスキューブで実現します。
【公式HP】
スパイスキューブ株式会社(https://www.spicecube.biz/)
白鶴酒造株式会社(https://www.hakutsuru.co.jp/)
(※1)「ひょうごオープンイノベーションマッチング2024」
オープンイノベーションを通じた新規事業開発や課題解決等に取り組める土壌の構築を目的に、兵庫県内企業と全国のスタートアップ等の共創・協業に向けたマッチングや事業創出を伴走支援するプログラムです。
(※2) 発酵由来CO2
日本酒の生産工程で、お米に含まれるでんぷんを微生物が糖化・発酵することでアルコールが生産されます。糖からアルコールへの変換過程で副産物として生成される CO2を、本プロジェクトでは「発酵由来 CO2」と表現しています。
(※3)DAC技術
Direct Air Captureの略で、空気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収する技術のこと
(※4) 日本酒造りをベースにしながら「日本酒」の定義に該当しないお酒を、本プロジェクトでは「SAKE」と表現しています。ハーブ類を原料にしたSAKE は、酒税法上は「その他の醸造酒」にあたります。
プロジェクトの特徴
酒造りの発酵過程で発生するCO2を回収
酒造りでは、発酵の過程でCO2が発生します。本プロジェクトでは、この発酵由来CO2をDAC技術を用いて効率的に回収します。
CO2を活用して植物を育成
回収したCO2は、スパイスキューブが開発した室内農業装置「AGROT」に供給し、ハーブ類を育成。
植物はCO2を利用して光合成をおこなうため、植物の成長も促進します。
育てた植物をSAKEやクラフトジンの原料に
育成されたハーブ類は、「HAKUTSURU SAKE CRAFT」で作るSAKEやクラフトジンなどの原料として活用を計画。
酒造りの副産物を、再び酒造りに還元するという、循環型の新たなサステナブルモデルを目指します。
酒造りの工程とCO2活用のプロセスを“見える化”
室内農業装置は「HAKUTSURU SAKE CRAFT」の隣に配置しており、酒造りの工程で発生したCO2を活用して植物を栽培する様子も見学可能。環境問題への新たなアプローチとして、来館者にも楽しみながら理解してもらえる取り組みとなります。
発酵由来CO2の利活用実証プロジェクト概要
スパイスキューブ株式会社 代表取締役:須貝翼
今後の展望本プロジェクトを通じて、酒造りにおけるサステナビリティの可能性を広げるとともに、CO2を有効活用する新たな都市型農業のモデルケースとしての世界展開と循環型社会を目指します。
老舗酒造会社の伝統技術と室内農業技術を持つスタートアップの連携事業として、アップサイクル領域にも両社で挑戦し続けていきます。まずは白鶴酒造資料館内にあるマイクロブルワリー「HAKUTSURU SAKE CRAFT」の付帯設備として事業実証をし、来場者の方々のコミュニティースポット(酒造りの工程とCO2活用のプロセスを見える化)とすること、酒の原料生産、CO2の利活用などビジネスモデルの蓋然性も追求していきたいです。(スパイスキューブ株式会社 代表取締役:須貝翼)
白鶴酒造株式会社について
白鶴酒造株式会社は1743年の創業以来280年以上にわたり、日本一の酒所である灘五郷で酒造りを行っています。「時をこえ 親しみの心をおくる」をスローガンに、時の変化を敏感に感じ、常にお客様の立場に立ち、「おいしさ」の追求とより安全でさらに安心できる「ものづくり」を基本に、みなさまの食文化・生活文化を応援し続けます。
【会社概要】
社名:白鶴酒造株式会社
本社所在地:兵庫県神戸市東灘区住吉南町4丁目5-5
代表取締役:嘉納 健二
事業内容:1.清酒の製造、販売および媒介
2.焼酎・リキュール・味醂・その他酒類の製造、販売および媒介
3.ビール・醤油・清涼飲料水・その他食料品の販売
4.輸入ワインの販売
5.不動産の賃貸
6.化粧品の販売
設立: 1927年8月2日
HP:https://www.hakutsuru.co.jp/
スパイスキューブ株式会社について
スパイスキューブ株式会社は「世界中どこでも農業を実現する」をコンセプトに2018年に創業したアグリテック系のスタートアップです。農地のない都心部の居抜き物件を活用して小規模植物工場を建設します。植物工場の建設に加え、野菜の生産方法や施設オペレーション、流通販売まで一貫して企業の6次産業化を支援しています。畳一帖分のスペースに設置可能な小型農業装置も手掛けており、室内で野菜を育てることでCO2を削減し社会課題を解決する手段を提供します。弊社が展開する植物工場モデルが拡大することで、農業の発展だけでなく地域の経済発展、雇用創出、SDGsに貢献できると考えております。
【会社概要】
社名:スパイスキューブ株式会社
本社所在地:大阪市浪速区桜川1-1-30
代表取締役:須貝 翼
事業内容: 植物工場の事業化支援、農業装置の設計・開発
設立: 2018年2月14日
HP:https://www.spicecube.biz/