大阪・堺筋本町の寝具メーカー「西川リビング」(大阪市中央区本町1、TEL 06-6262-9100)は6月13日、昼食後15分間の「お昼寝タイム」を導入した。
月曜~金曜に全社員が各自の昼食後に15分間の昼寝時間を取るという同取り組み。「働き方改革」に対する取り組みの一環として、昼寝による社員の疲労改善や仕事の効率、生産性の向上を狙う。
昼寝時には、同社が7月下旬から発売する新商品の昼寝用枕「konemuri(こねむり)」を使う。椅子に座った状態での昼寝に適した形状の枕で、「ねこ」「くま」「たぬき」など動物をモチーフにした全8種類。
マーケティング戦略部の吉田幸司課長は「社員からは『少し眠ることで午後から仕事に集中できる』と好評」と話す。自らも「ねこ」の枕を使って昼寝をしているといい、「15分なので横になって寝るのは厳しいが、忙しい中で少し目をつぶるだけもクールダウンの時間になっている」とも。
吉田さんによると、昼寝は社員の健康や集中力アップにつながるが、会社全体で取り組まないと個人では昼寝を取りにくい場合が多いという。「他業種の企業で昼寝時間の導入事例はあるが、机で座った状態で昼寝しにくい場合も。座ったままでもリラックスできる同商品をぜひ活用してほしい」と呼び掛ける。
同商品の価格は2,800円~5,800円。百貨店、寝具店、雑貨店、ネット通販サイトなどで順次発売する。