中央会計（大阪市中央区備後町3）セミナールームで3月21日、プロジェクトマネジメントの観点からウェブディレクションスキルを学ぶ勉強会が開催された。主催は合同会社かぷっと（大阪市中央区上本町西1）。開催は10回目で、ウェブディレクションを学ぼうとしている30人以上が受講した。

受講風景

　講師は、ウェブ制作会社と企業のウェブ部門での勤務を経て、「情報の整理と企画」を軸にさまざまなサイト制作を手掛け、2012年には「失敗しないWeb制作」（ワークスコーポレーション）を出版したみどりかわえみこさん。

　みどりかわさんは、「ウェブディレクター」は何ができればいいのか、ディレクションとは何なのかを分かりやすく定義し、プロジェクトマネジメントの観点からウェブディレクターに役立つタスクの整理方法などを説明した。

　勉強会ではワークショップも行い、付箋で仕事を分解し、タスクの整理と優先順位や担当者・時間を自由に動かすコツや、仮の案件でその場で制作スケジュールを立てる方法なども紹介。

　受講者の一人、小松さんは「自社のウェブ制作や運営だけでなく、ウェブ以外のプロジェクトマネジメントに生かせる話で、とても参考になった。ワークの時間もあり、明日からでも早速取り組むことができそう」と感想を話す。

　まにまにカレッジの川合さんは「ウェブディレクションのスキルは制作現場で最も求められている能力の一つ。今後も同じテーマのセミナーを開くので、ディレクター職の方に限らず、皆が知識を共有することで制作現場の方々が少しでも幸せになれば」と話す。

　次回は4月25日、「ウェブディレクション」をテーマに堺筋本町で開く。