大阪・本町に本社を置く靴下メーカー「岡本」(大阪市西区西本町1)が3月1日、従来品より脱げにくいフットカバー「脱げない ココピタ」を発売した。
フットカバーとは、主に女性向けで靴を履くと見えなくなるような浅履きの靴下のこと。「ストッキングを履かずにパンプスなどを履きたいが、素足で直接靴を履きたくない」といった需要から履かれているという。
広報担当の淺井有希さんは「フットカバーの不満点として『すぐに脱げてしまう』という声が多くあった。浅履きと脱げにくさを両立するのは難しい課題だったが、独自開発した滑り止め『コの字型ストッパー』を付けることで、実験では96%の人が1回も脱げずに1日過ごすことができた」と話す。
発売から売り上げは好調で、公式オンラインショップでは予想を上回る注文から一時欠品もあったという。淺井さんは「なぜ脱げてしまうのかを研究し、試作や実験を繰り返して開発した商品。今後はさらに改善を加えつつ、認知度を上げ『フットカバーといえばココピタ』と言われるようになれば」と意気込む。
価格は378円。