大阪・肥後橋のオーダースーツ専門店「ツキムラ」(大阪市西区江戸堀1)で2月14日・15日、自分で就活スーツを作る大学生対象の職業体験が行われた。
自分用の就活スーツを仕立てることで、オーダースーツになじみのない若い世代にオーダースーツの良さを知ってもらおうと企画した。仕立てたスーツは参加大学生に進呈する。
今回参加した大学4年生7人は、会社説明、スーツの歴史、着こなし方、マナーの説明などの講義を受けた後、採寸講習や接客体験などの実習を行った。学生らは互いにサイズを測り合い、オーダースーツ店の仕事を体験した。
参加した平小瀬学さんは「オーダースーツはかっこいいイメージで興味があったので参加した。スーツの成り立ちなどが学べ、自分に合ったスーツを作ることができ、とても面白い」と話す。
専務の岸裕亮さんは「面接に来る就活生を見ていて、もっとこうすれば良い着こなしになるのにと残念に思うことがある。きちんとサイズの合ったスーツを着ると印象もよく見える。自分の気持ちにも自信が付くのでは」と話す。
「今回の企画は社内の雰囲気を知ってもらい、(就労イメージの)ミスマッチを防ぐ意味もある。今後も同様の企画を行い、採用にもつなげていけたら」と期待を寄せる。