大阪・本町で11月10日、小林製薬(大阪市中央区道修町4)の芳香・消臭剤「消臭元」がギネス世界記録となった認定証の授与式が行われた。
同商品は、2016年の年間売り上げに基づき「液体タイプ芳香・消臭剤における最大のブランド」としてギネス世界記録に認定された。同社のギネス世界記録認定は、2014年の「ブルーレット」売り上げでの認定に次いで2例目となる。
ボトルに入った液体の芳香・消臭剤を、棒状のろ紙に染み込ませて使う同商品。1995年10月に発売し、今年で23年となった。当時は社員全員からの反対を社長が押し切っての発売だったという。
現在は香りや用途別に44種類の商品を販売する。マーケティング部ブランドマネジャーの西村誠司さんによると、一番人気の香りは「ラベンダー」だという。
小林章浩社長は「400ミリリットルの大容量で長持ちする機能性がヒットにつながったが、現在は機能性だけでなくデザインにこだわった商品や、介護用など新たな機能を持つ商品を発売するなどの展開を行なっている。今後も親子2代で愛されるような商品にしていきたい」と話す。