大阪・肥後橋の手拭い専門店「まま・めぞん」(大阪市西区江戸堀1)が7月22日、移転のため現店舗での営業を終了する。
江戸堀の店舗と有形登録文化財のキリスト教教会をモチーフにしたオリジナルの手拭い
2014年12月にオープンした同店。店主の西山さんが「手拭いで子ども服を作るレッスンをきっかけに取り扱うようになり、いい物件に巡り合って実店舗を始めた」という。
取り扱う商品は現在600点以上。当初は作家10人の作品を扱っていたが、およそ18人に増えた。
オープン当初は店内の両壁に陳列棚を配置。取り扱い点数が増えるにつれ、壁にカーテンレールをアレンジするなどして陳列数を増やす工夫を凝らしてきたが、全ての商品を並べることに苦心していたという。
手狭になってきたと考えていた時に、「交野市にいい雰囲気の古民家があると聞き、一目見て『移転したい』と思った」と西山さん。「大阪市内よりも自宅に近く、家族との時間をとることができる点も魅力」とも。
3年間を振り返り、西山さんは「あっという間だった。江戸堀の店舗と教会をモチーフにオリジナルの手拭いを作ったことなど、この場所でしかできなかったことがたくさんある。8月の阪神百貨店での催事、9月初旬の移転先でのオープンで、さらに多くの方に手拭いの魅力を伝えていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は12時~19時(土曜は13時から)。日曜・祝日定休。