大阪・北浜に立ち食いそば店「ソバスタ」(大阪市中央区東高麗橋4、TEL 080-2032-8133)がオープンして1カ月がたった。
個性的な飲食店が軒を連ねる東高麗橋に、昼は立ち食いそば店、夜は健康志向の和食バルとして6月から営業を始めた同店。
店主の斎藤さんは、東京の商社に就職した後、大阪に転勤。「自分の作ったもので人に喜んでもらいたい」という思いで、再び東京勤務になる前に脱サラを決意し、大阪でそば店をオープンした。内装のデザインや工事にも斎藤さんらが携わったという。
そばの「だし」には羅臼(らうす)昆布、かつお節、さば節、いわし節を使い、すっきりとした味わいに仕上げる。週末には大阪市内の知人の畑を手伝い、そこで収穫した野菜を使った料理も提供。みそも自家製で用意する。魚は、大阪転勤時代に旅をして気に入ったという鳥取の漁港から仕入れている。
来店客は「そば屋で飲むのは経験が無かったけど面白い」「『そば焼酎そば湯割り』はおいしいだけではなく健康にも良さそう」と話す。斎藤さんは「関西に立ち食いそばを広めるきっかけや、食と健康をみんなが考える契機になれば」と意欲を見せる。
会社員の経験から「会社での働き方に悩んでいる人が、好きなことで自営する手掛かりになる一例をつくりたい」とも。
営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=18時~23時(水曜~金曜のみ)。土曜・日曜定休。