難波で20周年を迎えた居酒屋「羅漢(らかん)」が「本町船場ROJINO(ろじの)」内に新店(大阪市中央区平野町3、TEL 06-6204-0922)をオープンして3カ月がたった。店舗面積は1階・2階合わせて19坪。席数はカウンター8席、テーブル10席。
店を切り盛りしているのは、店長の古野文也さんと統括マネジャー兼シェフの諸谷昇さん。もともと2人とも難波にある姉妹店「羅漢 本店」に勤務。「本店は大箱なので、お客さまとの距離も近いカウンターメーンの店を探していた」と話す。店名の「羅漢」は仏教の修行僧のことで、「自分たちもこれから修業をしていく」という気持ちを込める。
メーンのアルコールは日本酒で、常に14種類ほどそろえる。メニューには載らない隠し日本酒も2種類ほど用意。「こんな日本酒があるで、と驚かせたい」と意気込む。
提供する料理は本町店限定の「鯖(さば)の松前寿司(ずし)」(980円)、大阪の中央市場や愛媛の漁港などから仕入れた「お造りの盛り合わせ5点盛り」(1,580円)、あじわい丹波鶏を使った「ももたたき」(680円)、「たこ飯」(780円)など。アルコールは日本酒(680円~)の他、焼酎ベースの自家製チューハイ(550円)、生ビール(550円)、グラスワイン(600円)、ボトルワイン(3,000円~)など提供する。ランチメニューは「鶏天定食」(900円)、「穴子重定食」(1,300円)、「親子丼定食」(900円)。
オープン後の反応について、諸谷さんは「1週間以内に再来店してくださるなど、リピーターもついてきている」と話す。「難波で培った明るく楽しい雰囲気は崩さずにやっていきたい。今後は大阪の他の地域にも出店していけたら」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~23時30分。日曜・祝日定休。