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「船場のおひなまつり2023」 9旧家のひな飾り展示、船場の歴史伝える

4年ぶりに展示するという鷹岡家のひな飾り(写真提供=船場博覧会実行委員会)

4年ぶりに展示するという鷹岡家のひな飾り(写真提供=船場博覧会実行委員会)

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 「船場のおひなまつり2023」が2月24日、大阪・船場エリアで始まる。主催は船場博覧会実行委員会。

会場の一つ、レトロ建築の「芝川ビル」

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 船場は江戸時代から大阪の商業の中心地として栄えた地域。同イベントでは船場ゆかりの旧家に伝わるひな飾りを公開する。代々受け継ぐひな飾りの散逸を防ぎながら、船場の歴史や文化の厚みを感じてもらうことが目的という。今年で9回目。

 今年は9つの旧家に伝わるひな人形を展示する。鷹岡家や新井家、三原家などのひな飾りで、大阪取引所(大阪市中央区北浜1)の1階アトリウムや伏見ビル(伏見町2)など8つの会場で公開する。

 会期中は商業施設やオフィスビルなどで関連イベントを行う。芝川ビル(伏見町3)では25日、ひな飾りの前でこどもの記念撮影会を実施。26日にはマルシェを開催する。三菱UFJ銀行大阪ビル(伏見町3)1階では3月3日に五人囃子(ばやし)の演奏会を開く。

 イベント時期から3月にかけては、エリア内の飲食店で桃の節句にちなんだメニューを提供する。吉兆高麗橋本店(高麗橋2)や菊寿堂義信(高麗橋2)、神宗淀屋橋本店(高麗橋3)などが限定メニューや商品を用意する。

 広報の宇野好美さんは「今年はイベントの申し込み状況が好調」と声を弾ませる。「船場エリアは名建築、老舗飲食店が多く街歩きにぴったり。この機会に船場に足を運んでもらい、春の訪れを楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 各イベントの開催時間は会場により異なる。3月3日まで。

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