愛犬とのお出かけ情報を発信するウェブメディア「おでかけわんこ部」が1月23日、地図表示サービスをリリースした。

「おでわんMAP」ページ

　運営は「tent tent（テントテント）」（大阪市中央区備後町3）。サービスの名称は「おでわんMAP β（ベータ）版」で、ウェブブラウザのブックマークとして提供する。地図には犬の同伴OKの飲食店や宿泊施設、ドッグランを表示。「おでかけわんこ部」のサイトと連動し、施設情報を提示するほか、実際に施設を利用したユーザーのレポートを閲覧することができる。現在は全国1400の施設を紹介し、今後も増える予定という。

　社長の田合恵子さんは「宿・ホテルのまとめサイトはあったが、飲食店などはなく不便に感じていた」と明かす。昨年夏に地図情報サービス会社と縁ができ、開発がスタート。カテゴリ別に表示できるようにするなど、実際にスタッフが利用して今の形に練り上げていったという。

　2021年の犬の新規飼育頭数は397千頭でコロナ禍前よりも増加。同社では今後、ウェブサイトの枠を超えてペットツーリズム市場の社会的認知を高める活動を行いたいという。「マップの利用者から、初めての土地に行くのに役立つとか、地図を見るだけで妄想旅行が楽しめるなどの声をいただいた」と笑顔を見せる田合さん。「今後はこれまでのノウハウを生かし、新たにペット受け入れを検討しているホテルや飲食店に対するコンサルサービスなども手がけていけたら」と意欲を見せる。