アートイベント「大阪御堂筋アート2022」が大阪・御堂筋周辺で始まって2週間がたった。主催は「アートコネクト実行委員会」。
11月1日に始まり、今回が7回目。期間中、御堂筋周辺の建物内でアート作品を展示する。イベントは2015(平成27)年に「そぞろ歩きアート展」としてスタートし、2016(平成28)年から「大阪御堂筋アート」と名称を変更。アートを通じて大阪の文化都市としての地位向上を目指すほか、若手アーティストの発掘・育成も行う。
会場は梅田から心斎橋にわたる23カ所で、約40のアーティストと団体が参加する。作品は絵画や立体作品、書などで、ビルのエントランスや寺社、商業施設などで展示。今年は大阪芸術大学工芸学科・金属工芸コース合同研究室と日本水墨画美術協会理事長・濱中応彦さんが初参加する。実行委員会の國米和子さんは「伝統的な作品から現代美術、若手からベテランまで幅広いジャンルの作品を展示している」と説明する。
2020年はコロナ禍のため中止したという同展。國米さんは「今年は東北や東京からの観光旅行客からの問い合わせがあり、地元以外の人も見てくれているようだ」と明かす。「展示会場は普段の日常生活の場所。いつもは美術館やギャラリーに行かない人もアートを身近に感じてもらえたら」と来場を呼びかける。
11月26日まで(大阪市役所市民ロビーの展示は11月22日~12月2日)。